スペインのカミーノ巡礼が終わって、スペイン南部に移動するために せっかくならポルトガルにも行ってみたいと思い、スペインの西海岸から南下してポルト・リスボンに寄り道してきました。ポルトガルは美食の国とも呼ばれているそうで、そんなポルトガルで食べた名物料理とレストランを紹介していきたいと思います。
ポルト
ポルトガル北部に位置し、リスボンに次ぐ第二の都市として栄える港町です。美食の国ポルトガルの中でも、特にグルメの街として有名なんだそうです。
ビファーナ
ポルトガルでは有名なファーストフードでパプリカやワインで煮込まれた豚肉のサンドイッチです。お店によって、お肉が薄切りだったり厚切りだったりと様々です。国民食のファーストフードで、カフェやバルのメニューでもよく見かけます。
地元の方にも人気のビファーナの名店が1976年創業の老舗「CONGA(コンガ)」です。中心地であるリベルダーデ広場から歩いて5分ほどのところにあって、賑わっていることの多いお店です。ちょっとピリ辛でパンにもソースがよく染み込んでいて美味しかったです。ポルトガルの大人気ビール SUPER BRPCKと一緒にいただきます。
congacasadasbifanas.negocio.site
アローシュ・デ・ポルヴァ
柔らかく茹でたタコと長粒米を炊き込んだ ポルトの名物料理です。日本の炊き込みご飯と違って、ご飯がパラパラしていてピラフのような一皿です。
ガイドブックにも載っているタコ料理が有名なレストラン「 Casa Aleixo(カーザ・アレイショ)」でいただきました。アローシュ・デ・ポルヴァにタコのフリットが添えられた1皿です。
もちろんタコ料理以外のメニューも充実しています。せっかく港街だからと、アローシュ・デ・マリシュコ(シーフードリゾット)も注文。このお料理には パクチーが使われているようで、食べるとパクチーの風味が広がります。わたしは、パクチーが得意ではないので 残念ながらあまり美味しいとは思えませんでした。パクチー苦手な方は要注意です。まさか、ポルトガルでパクチーに出会うとは思っていなかったので油断しました。
フランセジーニャ
ポルト発のB級グルメで、サンドイッチのような1品。フランスのクロックムッシュをポルトガル風にアレンジしたのが起源なんだそう。トーストしたパンにウィンナー・ベーコン・ステーキなどの具材を挟んで目玉焼き、チーズを乗せて グレイビーソースをかけて、フライドポテトを添えた なんともジャンクな食べ物。
毎年、フランセジーニャの人気店としてランキングしている「Cafe Santiago」で食べてみることに。見た目の通り、濃厚でボリューミーです。間にはウィンナーとハムがたっぷり挟まっていて、美味しくないわけではないですが 1度食べたら もう食べなくてもいいかなと思える満腹感。
リスボン
ポルトガルの首都で観光のしやすさ、治安の良さ、物価の安さなどから女子旅にも人気の観光地として人気が高くなっている街なんだそうです。
エッグタルト
ポルトガルはエッグダルトの発祥の地で、郷土菓子パステル・デ・ナタの影響を受けて誕生した絶大な人気を誇るスイーツです。
門外不出のレシピをもとに 作られたエッグタルトが人気の名店がリスボンにある「Pasteis de Belem(パステル・デ・ベレン)」に行ってきました。さすが人気店で長蛇の列ができていましたが、回転率がはやいので そんなに待ったきがしません。テーブルには粉砂糖とシナモンがあるので エッグタルトにかけて食べるみたいのなのですが、わたしは そのままいただきました。甘いものが大好きなので、すごく美味しかったです。帰り際に店員さんに追加で注文してテイクアウトもしました。
ジンジーニャ
リスボン特産のさくらんぼのリキュール酒です。とろっとした甘いさくらんぼのお酒で、梅酒が好きな人は ぜひ試してみてください。梅酒のようにソーダで割ったりはせず、小さいカップでいただきます。
いつも人で賑わっているロシオ広場の外れに、カウンターでジンジーニャだけを提供しているバー「A GINGINHA」があります。1杯1.40ユーロで、さくらんぼの果実が沈んだジンジーニャをショットグラスで提供してくれます。結構甘いので、甘いお酒を飲みたい気分の時や食後のデザート代わりにおすすめです。
ローカルポルトガル料理店
地元の人で賑わうお店を街を散策していると見かけますが、こういうお店が一番美味しいんですよね。ネットやガイドブックから目星をつけて 地元料理屋「A Provinciana」に行ってきました。店内は地元の人で混み合っていましたが、少し待って店内に入ることができました。ポルトガルの名物イワシ料理などメニューも豊富で リーズナブル、店員さんも明るく親切で、居心地のいいお店です。
まとめ
スペイン南部への移動を兼ねて寄り道したので あまり長くは滞在できず 名物料理に的を絞って、ポルトとリスボンの食を満喫しました。海に面した国で海鮮系も豊富、ヨーロッパ料理とはまた違うシンプルな味付けの料理が多かったです。