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ポルトガルの思ひ出 ポルト、リスボンで観光名所を巡る

 スペイン西海岸からスペインの南部への移動を兼ねての寄り道だったので、ポルトガルに滞在したのは1週間と少し。その間に、ポルトリスボンの有名な観光名所に的を絞ってポルトガル観光を楽しんできたので紹介します。

ポルト

ドン・ルイス1世橋から眺めるポルトの街並み

 ポルトはドウロ川を中心に両サイドに広がっているので、ドウロ川にかかるドン・ルイス1世橋からはポルトの街並みを一望できます。橋には歩道があるので 歩いて渡って その展望をのんびり楽しむことができます。

 

 ポルトの街並みは本当に可愛いらしく、ここからの眺めはおすすめです。本から飛び出してきたみたいな可愛い世界が広がっています。橋は 二層構造になっていて上がメトロ用、下が自動車用になっていて、どちらにも歩道があるので 行きと帰りで違う景色を楽しむこともできます。

 橋を渡り切った先には、ポートワインを楽しめるワイナリーが並んでいます。左側には高台があって「セラ・ド・ピラール修道院」があって さらに高い展望を楽しむこともできます。夜になると、ドン・ルイス1世橋に光が灯って その光越しに見えるポルトの街並みも昼間とは違った雰囲気で素敵です。

レロ・イ・イルマオン

 世界遺産にも登録されている歴史地区に、ハリー・ポッターの世界観を味わえる書店があります。わたしは、ハリー・ポッターの1作目しか観たことがないので ポルトの観光名所について調べるまで知りませんでしたが、ハリー・ポッター好きには聖地のような場所なんだそうです。この書店は ハリー・ポッターの映画のロケ地なのかと思いきや そうではなく、ハリー・ポッターの原作者が執筆中にポルトに滞在していたことからハリー・ポッターの世界観に影響を与えた場所なのではという憶測がある場所なのだそうです。

 もともとはイギリスの大手新聞社が選ぶ「世界の素敵な書店」に選ばれたことで世界的に有名になった書店なんだそうで、ハリー・ポッター効果もあり さらに有名に。有名になり過ぎたことで、観光名所と化してしまい 書籍を購入しない人たちの入店が増えてしまったため、現在は5ユーロの入店料金を支払ってから書店に入ります。もし、書籍を購入した場合は入店チケットはバウチャーとして使用できるので、本当に書籍を買いに来た人にも優しい仕組みです。

 店内はまるで宮殿のような豪華な作りで、2階建ての書店で真ん中に大きく構える階段は雰囲気があって とっても素敵です。世界で最も美しい本屋と称されるのも納得です。

サン・ベント駅

 ポルトガルでは、アズレージョと呼ばれる白と青のタイルを使った装飾が多く使われています。そんな装飾がポルトのメインステーションであるサン・ベント駅でも見ることができます。駅のホールの天井部分までぎっしりと2万枚のタイルを使って装飾されていて、世界一美しい駅とも称されているそうです。入場料も必要ないので、移動の際などに気軽な気持ちで覗けるのもいいですね。

 

 

アルマス聖堂

 ポルトの街にはアズレージョで飾られた教会もたくさんあります。その中でも、有名なのがアルマス聖堂です。ちょうどミサが行われていたので 入り口からミサの邪魔にならないように 中を眺めさせてもらいました。聖堂の中にもアズレージョンの装飾が施されていて綺麗でした。道を挟んだ向かいの歩道からアズレージョンで飾られた建物の側面を眺めることができます。

リスボン

ケーブルカー

 黄色いレトロな車体が狭い路地を縫う様に走る景観は、リスボンの象徴にもなっていて100年以上の歴史があるそうです。路面電車には緑や赤の車体のものもありますが、これらは通常のトラムとは異なり観光客向けのツアー車両で値段も割高なので注意してください。

 車両は、前から乗って後ろから降ります。運賃は、前から乗る際に運転手さんに支払います。現金だと3ユーロなんですが、地下鉄との共通のICカード「Viva Viagem」があれば1.34ユーロで乗車できるので地下鉄も使う方はこっちの方がお得です。わたしは、地下鉄は利用しなかったのと 路面電車も記念に1度乗車したのみなので現金を使いました。

 

 同じゲストハウスに宿泊していた方が、路面電車の中でスリにあったそうで、路面電車内は混雑している事が多いので手荷物には十分気をつけましょう。

発見のモニュメント

 インド航路を切り拓いたヴァスコ・ダ・ガマがヨーロッパを発ったのは、ここリスボンの港からなんだそうです。テージョ川のほとりには52メートルの高さを誇る 発見のモニュメントがあり、エンリケ王子を先頭に船乗りや歴史家、宣教師など、ポルトガルの航海史を象徴する33人の姿が刻まれています。

 モニュメントの近くにはLOVEのオブジェが たくさんの思いがつまったハート型の南京錠によって作られています。

 発見のモニュメントから川沿いに西に進むと、リスボンの街のシンボルと言われるベレンの塔も見ることができます。

まとめ

 ポルトガルは雑貨もお洒落で可愛いくて、街を散策して雑貨屋巡りをするのも楽しかったです。食べ物も美味しいし、街並みも綺麗なので もう少し長居したかったなーと後ろ髪をひかれる思いで スペインの南部に向かいます。