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タイの水かけ祭り ソンクラーンが楽しすぎる

 1つ前の記事ではソンクラーンの参加方法等についてまとめました。今回はわたしが3日間参加した際に必要だった持ち物や注意点について紹介していけたらと思います。

ソンクラーンとは

 ソンクラーンとは、毎年4月の13日〜15日の3日間に行われるタイの旧正月をお祝いするお祭りです。もともとタイには 年長者など尊敬に値する人の手に水をかけることで敬意を表したり、仏像や仏塔に水をかけて清めるという風習がありました。この伝統的な風習がこのお祭りの起源となっています。今でも、お寺を訪れると地元の方が仏像に水をかけている姿をよく見かけます。

 

 お祭りが大好きなタイ人が、陽気に水をかけ合って楽しんでいる様子は、1年のスタートにふさわしい賑やかさ。ソンクラーンの行われる時期は、雨季がちょうど終わった頃でタイの中でも暑さがピークに近づく時期です。水をかけ合うこのお祭りは、暑さしのぎにも もってこいです。

参加する準備 

 服装

 わたしは、現地で買おうと最初から決めていたので特に準備はしませんでした。アロハシャツを着るのがソンクラーンの通例になっているようで、そこらじゅうで色とりどりの華やかなアロハシャツが売られています。いざ始まってみると、そんなにアロハシャツを着ている人は多くなかったように思いました。わたしは、このお祭りに参加するために数日前からバンコクに到着していたので カオサン通りにてホルターネックのキャミソールを購入し、下は水着用の短パン、中に水着の上下を着て参加しました。

 暑いタイと言えど、水を浴び続けるとそれなりに寒いし、夜も水かけに参加するとなると結構冷えます。なので、乾きやすい素材で濡れても布が体に張り付かないタイプの服を選ぶ方がいいと思います。

手荷物

 水かけ祭りで携帯などの貴重品をそのまま持ち歩くのはとっても危険です。大通りに出なくても本当に誰でもどこでも水をかけられるので、大切なものきちんと保管しておく必要があります。わたしは、ダイビング用の小さめの防水バックに携帯や財布、小さいタオルを入れて持ち運びました。下に紹介したような10Lの防水バックと念には念を入れて携帯電話はさらに携帯用の防水ケースにも入れておきました。わたしは、フィリピンでダイビングをした際に購入していた防水バックを使いましたが、日本から直接来られる方はAmazonスポーツ用品店でも購入できますし、現地でも売っているのを見かけました。

 

 水かけ祭りなので水が必要になります。わたしは、水鉄砲を持って参加しました 途中で水鉄砲の中の水がなくなってしまったら、水を補充する必要があるのですが、そこら辺に水をくむことのできる大きなバケツが準備されています。ただ、これが無料の場合もあれば、有料で5バーツ〜10バーツくらいかかる場合もあります。なので、サッと小銭が出せるように準備しておくと良いかもしれません。

カメラ

 わたしは、防水機能のあるゴープロとセルカ棒を写真や動画を撮るために持ち歩いていました。本当は一眼レフを持っていきたかったので、防水バックに詰めてみたりしてみたのですが、浸水したらどうしようと怖くなって結局 持っていきませんでした。大通りに行くと、人もすごく混雑していて荷物がギュウギュウになったり、水を大量にかけられたりするので、大切なカメラを持ってかなくって大正解でした。防水機能のある小型のカメラを持参することをおすすめします。

装備

 水かけに参加するに必需品なのは戦うためのグッズです。わたしは手頃なサイズの水鉄砲を350バーツで購入しました。マシンガンのように大きい水鉄砲やお風呂の湯に浮かべるような小さいアヒルのような水鉄砲を持っている人など様々でした。こんなに水鉄砲で必死になって遊んだことはなかったので、楽しかったです。

 もう1つぜひ買ってほしい装備が、ゴーグルです。祭りで使われる水が全て綺麗な水という訳ではないのと チョークと水を混ぜた白い液体を顔や体に塗りつけられたりするので、目を守るためのゴーグルがあると安心です。こんな感じで地元の人も使っています。わたしも数百円で売っていたものを購入しました。

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 注意したいこと

移動日にしない

 ソンクラーンはタイの正月を祝うお祭りなので、日本と同じ様にタイの人たちも地元に帰郷する人がたくさんいます。どうしてもこの期間中に移動を考えている人は、バスや電車など早めに予約することをおすすめします。また、移動日でもソンクラーンの期間中は、誰かれ構わず水をかけられます。大きなバックパックを背負っていても、水をかけられる可能性があるということを考えて行動した方が良さそうです。

身の危険

 毎年、ソンクラーンの期間中だけで 交通事故による犠牲者が300人以上でており、飲酒運転車も激増するそうです。こういった危険な背景があるということも頭の片隅に起きながら 安全第一でお祭りを思いっきり楽しみましょう。

 お祭り中には、喧嘩に遭遇することもあるので、野次馬などせずに速やかにその場から立ち去る方がいいと思います。過去には死者が出たこともあるそうです。ソンクラーンにおける喧嘩や交通事故による負傷者、死者が後を立たないことは タイの中でも大きな社会問題として注目されているそうです。

まとめ

 思わぬところで水をかけられてイラっとする時ももしかしたらあるかもしれませんが、絶対に怒らないこと!それが このお祭りを楽しむための鉄則だと思います。他の国のお正月のお祭りに参加させてもらっているということを忘れずに、楽しく受け流しましょう。

 ソンクラーンに必要になるようなものは大体タイで揃うので、これといって日本から絶対持ってきて置いた方がいいというものはありません。あとは、タイの人たちと一緒にお正月をお祝いしながら、日本にはないハチャメチャなお祭りを目一杯楽しむのみです。