バンコクからアユタヤ遺跡へ日帰り旅行移動と街歩きまとめ

　バンコクから約８０km離れた場所にあるアユタヤ遺跡は、１６世紀〜１８世紀に王都として繁栄していたかつての都です。現在もたくさんの歴史を象徴する遺跡が残されていて、世界遺産に指定されています。

アユタヤ遺跡とは

　この遺跡群は、敵からの攻撃を防ぐためにチャオプラー川と２つの支流に囲まれた場所に位置していて、周りの運河を使った交易で発展していったそうです。

　１７６７年にビルマ（現在のミャンマー）によって滅ぼされるまで、４１７年間に渡って繁栄を続けたタイ最大の王朝。仏教を強く信仰していて、いくつもの寺院が遺跡群の中にはありますが、そのほとんどはビルマとの抗争の際に破壊されてしまい、その当時のままの形で現在も遺跡として残っています。アユタヤの街にはたくさんの仏像が残っているのですが、そのほとんどが首と体を切り離される形で壊されています。祈りの象徴でもある仏像が首をもがれた姿で残されているのを目にすると、何だか虚しい気持ちにもなります。

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バンコクからアユタヤ遺跡への行き方

　わたしは、バンコクから鉄道を使ってアユタヤ遺跡に行ってきました。その他にもバスやロットゥーと呼ばれる乗り合いのミニバンなどが移動手段としてありますが、せっかくなら国鉄に乗ってみたいなと思って鉄道にしました。

　バンコクにある地下鉄ファランポーン駅と併設して国鉄の駅があります。そこからアユタヤ駅を目指します。列車は特急、快速、普通というクラスがあって、そのクラスによって値段が違います。なんと１番安いクラスだと１５バーツで日本円で約50円と格安。わたしは７時前の快速自由席に乗りました。２等席が指定席で、３等席が自由席です、チケットを買う際にどっちのクラスがいいか聞かれます。旧正月の直前だということもあってか、列車は結構混んでいるようで、座席は埋まっていたので、ドア付近にあるスペースに立ったりしゃがんだりして過ごしました。２時間かからないくらいでアユタヤ駅に到着です。

　アユタヤ駅に到着したら、まず初めにバンコクへの帰りのチケットを購入しておきました。これで帰りはバタバタしなくていいのでひとまず安心。夕日を見てから帰ろうと思っていたので、１９時台の同じく快速自由席を購入、帰りの列車には乗客は少ししかいなかったので座席に座って帰ることができました。

アユタヤでの移動手段

　わたしは、ミャンマーで仲良くなった旅人とアユタヤ遺跡を訪れました。その友人がバイクの運転ができる人だったので、アユタヤ遺跡ではバイクを１日レンタルして後ろに乗っけてもらって観光しました。自転車をレンタルすることもできます。街にはバイクのレンタルのお店よりも自転車レンタルのお店の方が多く見かけたように思います。駅から出たときからレンタルやツアーの客引きがすごいのですが、川を超えて先に進む方が値段も安くなると事前に情報を聞いていたので、街までだいぶ進んだ先でバイクをレンタルしました。２人で１日２００バーツでレンタルし、１人分のパスポートをデポジットとして渡しました。

　自転車でもいいかなぁと思っていたのですが、何せ日差しも強くってとっても暑かったので、体力と相談してバイクに決めました。思ったよりも遺跡があちらこちらに点在していたので、自転車を選んでいたらバテてしまっていただろうなぁと思いました。アユタヤの道は、バイクの運転に慣れてさえいればそんなに難しくないそうです。

街歩き

　アユタヤの街の中にはアユタヤ遺跡の建造物が散らばっています。世界遺産でもある遺跡群ですが、同時に地元の人が暮らす１つの街でもあります。地元の人の家やローカルな市場などが遺跡とともに混在しています。

　駅から川を渡って、右手に折れてしばらく進んだあたりにチャオプロム市場というマーケットがあります。この赤丸で囲んであるケンタッキーのちょうど向かい側です。ローカル感の強い市場で、入り組んだ迷路のような作りになっていました。新鮮なフルーツや野菜や屋台などが並んでいます。朝食がわりにフルーツを買って食べました。

　他にもカフェやレストラン、ホテルなどもあります。わたし達は、お昼ご飯を食べるのにカフェに寄りました。何の気なしに入ったお店でしたが後で調べてみたら、アユタヤ内のトリップアドバイザーで１位のレストランだったようです。アユタヤ遺跡の見どころの１つでもあるワットプラマハタートの入り口の向かい側にある「Coffee Old City」というお店です。店内の雰囲気も料理もお洒落で味も美味しかったですが、男の人には全体的に量が少なめかなと思います。値段もローカルのお店よりは高いですが、観光地ど真ん中にあるわりにお手頃な価格だと思います。