北海道が本格的に夏の気候に包まれるのは7月、8月を中心として他の地域に比べて本当に短いです。地元の人達は 夏の短さを よく知っているので 夏をこれでもかというほど楽しみます。
わたしは夏の時期に北海道に住んでいたので、せっかくならと 色々なところに出かけて 北海道の夏を大満喫してきました。わたしが行ってよかったなと思う夏の北海道の見どころスポットを紹介していきたいと思います。
車で北海道に来ていたので、ほぼほぼ車で移動しました。
富良野の ファーム富田
せっかく足を運ぶのであれば、ラベンダーが開花する6月下旬から8月上旬がおすすめとのことで、シーズン中に2回行ってきました。ファームの中には3つのラベンダー畑があって、どれもとっても綺麗。観光客でも賑わいますが、敷地が広いので そんなに気になりません。
ファーム内には、ラベンダー以外のお花もたくさん咲いていました。色とりどりのお花のグラデーションが これもまた綺麗。
美瑛の 青い池
もともとは災害用に作られた人工の池だったそうなんですが、源流である美瑛川が加わり色々な成分が混ざり合って さらに自然の光が入ることで幻想的な青い色になるんだそう。
夏の時期は 風も少なく、梅雨前後が1番のベストシーズンなんだそうです。わたしは、友人が北海道に遊びに来てくれた8月上旬に行ってきました。その日は晴れてはいたのですが、快晴ではなく 部分的に曇りも多かったためか 深いコバルトブルーというよりも澄んだ青に近い色でした。風はなく水面の揺れは少なかったので、綺麗なリフレクションを楽しむことはできました。天候や季節によって全く違う景色を見せてくれるのも自然の醍醐味ですね。
美瑛のぜるぶの丘
ぜるぶの丘で有名なのは 7月が見頃のひまわりなのですが、7月には時間が作れなくて8月上旬に遊びに行ってきました。ひまわりは見れなかったですが、他の花々が見頃を迎えていました。入場料が無料で、国道沿いにあるという立地も有難いです。
旭川の 旭山動物園
夏だけでなく 冬も楽しめる動物園ですが、動きやすい夏に遊びに行ってきました。旭山動物園では「もぐもぐタイム」と呼ばれるイベントが毎日行われていて、入り口のところにある立て看板でもそれぞれの動物の開始時間を確認できます。特にペンギンやホッキョクグマは人気があって混み合うので、開始時間よりも少し早めに行くと 特等席で楽しめるかもしれません。
わたしが1番感動したのは、ペンギンの水中トンネルです。ペンギンの飼育プールの下に作られたトンネルから、まるで飛んでいるように泳いでいるペンギン達を見ることができます。
大人になって動物園をこんなに楽しめるとは思っていなかったのですが、動物達の可愛さに癒され、行動展示と呼ばれる旭山動物園特有の展示方法で動物元来のパワーも知ることができて 充実した時間を過ごすことができました。
トマムの雲海テラス
もともと夏場にゴンドラを整備していたスタッフにとって見慣れた風景だった雲海を「お客様にも見てもらいたい」という想いから始まったんだという雲海テラス。星野リゾートが運営するだけあって 少しリッチに大人が楽しめる空間でした。雲海も天候や季節によって 見せてくれる景色が違うので、どんな景色を楽しめることができるかは その日次第。わたしが遊びに行った日には雲海を見ることができませんでしたが、自然が相手ということで切り替えて絶景の展望を楽しみました。
積丹半島の積丹ブルー
積丹ブルーと呼ばれる、積丹半島から眺めることのできる青色に輝く海。わたしは、神威岬へ その絶景を見に行ってきました。駐車場から入口に向かう途中には小さな売店があって、わたしは食べませんでしたが 名物になっているしゃこたんブルーソフトというミント味のソフトクリームが人気でした。神威岬の先端までは ゆっくり歩いて30分ほど、もちろん先端まで行かずとも積丹ブルーを楽しむことができるので 30分の道のりも その絶景を眺めながら歩けます。
周辺をドライブすると、海岸沿いには絶景が広がっていて 展望スポットがいくつも点在しています。
せっかく積丹に来たので名物のウニを食べたいと 「食事処 純の店」へ。これでもかとウニがのった贅沢なウニ丼と北海道名物のザンギをいただきました。
登別のクマ牧場
登別温泉街からロープウェイで7分 標高550メートルの山頂に70頭ほどのエゾヒグマがのんびり暮らしている姿を見ることができ、クマの生態を知るためのイベントなども開催されていて クマに餌をあげる体験ができたりもします。説明や展示物からは 飼育員さんが本当にクマ達のことを可愛く思っているんだなというのが伝わってきました。
午前中からクマ牧場に遊びに行っていたので、遅めのお昼にクマ牧場から車で1時間ほど移動して 苫小牧にある「マルトマ食堂」で苫小牧の名物であるホッキ貝をふんだんに使ったホッキカレー、友人は獲れたての海鮮を使ったマルトマ丼をいただきました。お店は漁港のすぐ近くにあって、もともとは漁港で働く人たちのための食堂だったそうですが 今では地元の人でも観光客でも賑わう人気店です。
http://marutoma-shokudo.com/index.html
花火大会
北海道では、広大な土地のおかげで大迫力の花火を楽しむことができます。わたしも 小樽の「おたる潮まつり 道新納涼花火大会」、洞爺湖の「ロングラン花火大会」、十勝の「勝海花火大会」を楽しんできました。北海道に遊びに来る日程とタイミングがあえば 花火を鑑賞するのもおすすめです。
まとめ
他にもナイタイ高原牧場で新鮮なソフトクリームを食べたり、軽いトレッキングをしてタウシュベツ川橋梁跡を観に行ったり、小樽の運河周辺を散策したり、夕張市で旬の夕張メロンを食べたり、札幌でスープカレーでランチして 夜にジンギスカンとお酒を楽しんだあとはシメパフェとして夜のパフェを満喫したりと まだまだ書ききれないほど北海道の夏を大満喫してきました。
冬には冬の北海道の見所もたくさんありますが、北海道の短い夏に北海道を旅するのも外せません。