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コスタリカの大自然に魅せられた 合言葉はプラビダ 後編 〜自然保護区でバンジージャンプ〜

 前編では、サンホセそして ラ・フォルトゥナの街についてお話ししました。この後編では、モンデベルデ自然保護区の玄関口となるサンタエレナ、マヌエル・アントニオ国立公園に隣接するケポスの街を紹介していきたいと思います。

サンタエレナ

 サンタエレナ へは ラ・フォルトゥナの街で仲良くなった女子3人組と一緒に移動します。レンタカーを借りてコスタリカを旅しているんだそうで、レンタカーに便乗させてもらってサンタエレナまで移動します。

 

 サンタエレナでは「Cabinas Vista Al Golfo」という宿のドミトリーに宿泊しました。朝食付でパンケーキとフルーツが朝から嬉しい。ツアーデスクもあって ツアーの取り扱いも豊富です。

cabinasvistaalgolfo.com

 モンテベルデ自然保護区までは乗用車では行けないとのことでローカルバスで向かいます。赤丸で囲んだ場所がモンテベルデ保護区行きのバス乗り場で、左下のピンは宿泊していた宿「Cabinas Vista Al Golfo」です。停留所にいくつか停まりながら30分ほどで保護区の入り口に到着、入場料を払って中に入ります。レインウェアを着て行きましたが、曇り空ながらも雨は降らずに持ちこたえてくれました。

 自然保護区の中では、他の場所では見られないような生き物もたくさん生息しているそうですが、ツアーではなかったので 自分達にとっては珍しい生き物を見つけても 一体なんという動物なのかは分からずじまい。今まで見たことがない植物もたくさんありました。見つけれたらいいなと思っていた 見ると幸せになれるという幻の鳥 ケツァールには残念ながら遭遇することができませんでした。

 自然保護区には8つの吊り橋があります。金属製の吊り橋で安定はしているのですが、人が渡ると多少揺れるので高所恐怖症の人だと ちょっと怖いかもしれません。写真に写っているのは、一緒に来たチリ人の女の子。チリのイースター島の出身だそうで、大自然の中で育った彼女は ここがとても気に入ったようで 木に抱きついて木の声を聞こうとしたり、口笛で鳥を呼ぼうとしたり、口に手を当てて音を出して自然と共鳴したり と何ともメルヘンでピュアな様子が 見ているだけでも楽しかったです。

 モンテベルデ自然保護区を散策した翌日には、宿泊していた宿のツアーデスクからAventura Canopy Tour を申し込みました。これはモンテベルデでジップラインのアクティビティを楽しむツアーです。高さや長さが違う6つのジップラインで大自然の中を移動します。最長で1.5Kmの長いジップラインもあって、中米で1番の長さなんだそうです。以前にフィリピンのボホール島でジップラインに初挑戦したのですが、それとは比にならないほどの開放感。見渡す限りの大自然の中を 勢いよく進みます。自前のゴープロを装着していたのですが、後から確認したら 自分の声がうるさすぎてビックリしました。ゴープロを持っていない人は、エントランスで有料ではありますが レンタルすることもできます。

 

 そしてそして、ずっとやってみたいと思っていたバンジージャンプにオプションで挑戦しました。写真に写っているように、トラムで空中に移動してからジャンプします。初めてのバンジージャンプ挑戦だったので比べる対象はないけど 、このバンジージャンプも中米で1番高いんだそう。トラムに乗る前は平気だったのに、いざトラムが動き始めてると徐々に緊張とドキドキが止まらなくなりました。ジャンプ位置に立つと足が震えそうになりますが、もう来てしまったんだから仕方ないと 腹を括って ガイドの掛け声に合わせてジャングルの中にダイブ。落ち始めた最初は声も出ませんでしたが、すぐにジェットコースターのように楽しめるようになりました。バンジージャンプが終わった後は、よくわからない達成感と爽快感に包まれました。

 名前も場所も忘れてしまったのですが、サンタエレナの街では こんなお洒落な料理をいただけるカフェもあって 女子3人組とお別れ前にランチをしました。

ケポス

 サンタエレナからサンホセでバスを乗り換えて、海沿いの街ケポスに長距離移動。ケポスでは「Passifloras Hostel」という宿のドミトリーに泊まりました。キッチンは広くて、全体的に清掃が行き届いていて、スタッフも親切でいい宿でした。

rb-rooms-apartment.hotelsinpuntarenas.com

 ケポスに来た目的は、海沿いの街でのんびりしたいというのと マヌエル・アントニオ国立故園に行くことの2つです。コスタリカは小さい国なのに自然保護区や国立公園が多くて 本当に自然の宝庫。それもそのはずコスタリカ国土の4分の1は自然保護区や国立公園なんだそうです。

 

 早速、ケポスからマヌエル・アントニオ国立公園に移動します。サンホセから到着したのと同じバスステーションから20分ほどの間隔でローカルバスが出ているので、それに乗ります。15分ほどで国立公園の入り口に到着するので、入場券を買って中に入ります。ツアーで来た際にはガイドが同行してくれますが、個人でここまで来た場合でも 入り口でガイドを申し込むことができます。わたしは マヌエル・アントニオ国立公園で見れるという ナマケモノをラ・フォルトゥナのテノリオ火山国立公園で 見ることができていたので、自分で見つけれたらラッキーだなぐらいの気持ちで のんびり自然を楽しみながら散策しようと思いガイドはお願いしませんでした。

 ナマケモノは残念ながら見つけることはできませんでしたが、国立公園の中にはノドジロオマキザルという可愛らしいお猿をたくさん見かけました。その時は、名前がわからなかったので 宿に戻ってから宿のスタッフに聞いて教えてもらいました。ノドジロオマキザルよりも小さくて すばしっこい お猿もいました。

 ガイドをお願いしなかったので 自分では動物たちを見つけることができないかもなぁと思っていたのですが、たくさんの動物を見ることができました。あとは、近くにいるツアー御一行のガイドが指さす方向を一緒に見たりして おこぼれを頂戴してました。

 マヌエル・アントニオ国立公園の魅力は動物たちだけにとどまらず、2つのビーチが国立公園内にあるのも魅力の1つです。わたしは 足をつけるぐらいにしましたが、本格的に泳ぐこともできて 簡単なシャワー室も準備されていました。国立公園だけあって、海岸も綺麗。何より自然の木々の木陰でビーチを眺めて楽しめるというのが良かったです。

 

まとめ

 コスタリカは日本の7分の1しかない国土のうち、4分の1は自然保護区や国立公園という まさに自然の宝庫。地球上の生き物の5パーセント、約8万7000種が生息しているといわれていて 人間と自然が共存することで自然を守ってきたエコツーリズム発祥の自然大国なんです。

 自然保護区や国立公園ではガイドツアーに参加すると、ガイドの豊富な知識と自然への配慮が知れるのでおすすめです。自分では見つけられない珍しい動植物に出会える確率もグンとあがるので、自分だけで散策するのが好きな人も1度くらいガイドをお願いするのもいいと思います。