メキシコシティで私はおすすめできない日本人宿

　コスタリカの後はメキシコを旅してきました。メキシコシティには、言わずと知れた２つの日本人の集まる宿があります。それが、サンフェルナンド館とペンションアミーゴです。わたしが泊まった宿はサンフェルナンド館の方で、ペンションアミーゴには泊まっていないので、旅の友人に聞いた話をもとに比較していきたいと思います。

宿泊料金

　サンフェルナンド館は、USドル払いでした。メキシコペソでも支払うことができますが、その時の為替によって計算してくれるようです。値段は、ドミトリーが１０ドル、個室だと１５ドルでした。ペンションアミーゴの方は、メキシコペソ払いで、ドミトリーが１４０ペソ、個室が２８０ペソだそうです。どちらも長期割引ありで、朝食付きでした。

　サンフェルナンド館は短期旅行者の人とプロレス留学中で長期滞在している人が多い印象でした。メキシコシティで長期滞在する旅人は、ペンションアミーゴを選ぶ人が多いのだと思います。メキシコシティに１ヶ月以上滞在していた友人は、ペンションアミーゴに宿泊していたそうです。ペンションアミーゴがすごく気に入ったと話していました。

宿の設備

　わたしの泊まったサンフェルナンド館は、お手伝いさんが毎日掃除をしてくれていて清潔でした。ペンションアミーゴは綺麗とは言えないそうですが、汚くってどうしようもない訳ではないそうです。予想ですが、わたしは全然気にならないと思います。ペンションアミーゴに宿泊していた友人もどこでも暮らせるようなタイプの人だったので、清潔面を１番重視するという方だったらサンフェルナンド館の方が向いているかもしれません。

　Wi-Fiの設備はどちらの宿もついています。サンフェルナンド館ではわたしは２階のドミトリーに宿泊していたのですが、LINEやメッセージを送ることはできるけどインターネットを開くとめちゃくちゃ遅くって全然すすまないので、いつも１階の共同スペースでインターネットを使った調べものをしていました。ペンションアミーゴでも部屋によってはWi-Fiが遅くなってしまうと聞きました。

　わたしが泊まっていたドミトリーの部屋は、４つシングルベッドが並べられていて、部屋もベッドも綺麗でした。サンフェルナンド館では男女で１つずつドミトリーがあるだけですが、ペンションアミーゴはドミトリーの部屋が８部屋ぐらいあるそうです。

宿の雰囲気

　サンフェルナンド館には管理人はおらず、オーナーのアドリアーナさんという方が宿泊料金の支払いやチェックイン、チェックアウトを管理しています。わたしが宿に到着した時はアドリアーナさんは仕事に出かけていて不在だったので、掃除のおじさんと滞在中の宿泊者の方が部屋の案内等をしてくれました。アドリアーナさんは夕方頃に帰ってきて、それから宿泊日程の相談とチェックインの手続きをしました。アドリアーナさんは、昔日本に住んでいたことがあるそうで、日本語がペラペラでした。親切でハキハキした人。

　ペンションアミーゴは、オーナーのマリアさんという方がいるそうですが、管理人は別にいて長期滞在の旅人が代わる代わるで管理人をやっているそうです。管理人の人柄によって宿の印象が全然変わると思うので、その時次第で雰囲気は変わりそう。旅の途中でペンションアミーゴで管理人をしていたという人にも出会ったことがあるのですが、その方は愉快で親切な管理人に向いているタイプの人柄でした。

　そしてそして、わたしが１番伝えたいことはサンフェルナンド館にプロレス留学で長期滞在している人達についてです。その人達の全員がというわけではないのですが、すごく感じが悪かったのです。男性と女性がいるのですが、男性には悪い印象はありませんでした。かといって特に良い印象がある訳でもなく、互いに挨拶程度で深く関わることはありませんでした。問題は、４０代ぐらいの女性が数人いて挨拶をしても返事もしない、共同スペースで旅人同士で話しているととっても鬱陶しそうでブツブツ文句を言ったりして、とにかくめちゃくちゃ感じが悪かったです。人を下に見ているような態度がわたしは好きではなかったです。宿で一番大事なのは宿の雰囲気だとわたしは思っているので、そういう人達が滞在している限りこの宿は良い宿にはならんじゃないのかなぁと個人的には思いました。これが、わたしがサンフェルナンド館をおすすめできない理由です。