グアナファトからバスで1時間半ほどの場所にある街、サン・ミゲル・デ・アジェンデ。なかなかややこしい名前ですが、これは街の開拓者であるサンミゲルの名前とこの街の出身であり メキシコ独立戦争の指導者であるイグナシオ・アジェンデの名前からつけられたそうです。
グアナファトと同じく、世界遺産であり、メキシコ政府が定める魔法の村の1つでもあります。グアナファト滞在中に、日帰りで観光してきたので紹介します。
グアナファトからサン・ミゲル・デ・アジェンデへの行き方
メキシコシティから来た時と同じバスターミナルからサンミゲル行きのバスも出ています。2つの会社がサンミゲル行きのバスを運営しているようで、値段は似たり寄ったりだったので、出発時間の早かった「COORDINADOS」のバスに わたしは乗りました。片道120ペソ。1時間半でサンミゲルに到着です。
サンミゲルのバス停は中心街からはちょっと離れています。わたしは歩くのが大好きなのと、日帰りの身軽な荷物だったので 中心街まで歩きました。徒歩30分ほどで街の中心に着きます。もちろん歩いて行かなくっても、タクシーやバスで移動することができます。バス停を出た前でセントロ行きのバスが止まっていたので、すぐに見つけることができると思います。
街歩き
この街の1番の見どころは街歩きだと思います。メキシコの街は全体的にスペイン植民地時代の面影のある建物が多い印象ですが、このサンミゲルの街は特に美しいコロニアルな街並みが今もしっかりと残っています。
グアナファトとは対照的にカラフルというよりは暖色系の黄色やオレンジなどで統一されていて、何とも落ち着く風景です。田舎風の雰囲気の中に、ヨーロピアンのアクセントの効いた窓やドアの細工がお洒落で味があって本当に可愛い街でした。
サンミゲルの街は坂道がとても多いので、体力を地味に消耗していきます。街歩きをしていると可愛いカフェもたくさん見かけるので、休憩しながらのんびり街歩きをするといいと思います。細い路地も多いので、この先に何があるんだろうとワクワクして、探検している気分になります。
サン・ミゲル・デ・アルカンヘル教会
この街の中心にある広場にそびえ立つ教会で、この街のシンボルのような建物です。別名、パロキア教会とも呼ばれているそうです。この教会は建設当時にスペインから届いた1枚の絵葉書をもとにして建設されたと言われています。
この教会の前の広場は地元の人と観光客で賑わっていました。屋台もいくつか出ていて、わたしもここで屋台で買ったアイスクリームを食べながら休憩しました。休憩中は、フレンドリーなメキシコのおじちゃんやおばちゃんが話しかけてくれて、全然話せないスペイン語で奮闘しました。
雑貨屋巡り
グアナファトと同じく、ここも雑貨屋巡りが楽しい街でした。サンミゲルは小さい街ながらも世界中から芸術家が集まる街として有名です。芸術家やアーティストを目指す学生たちにも人気で、アートギャラリーなどを街の中にたくさん見かけます。メキシコのアートは色づかいがとってもカラフルで、見ていてワクワクします。
雑貨屋さんも充実していて、アーティストが手がけた作品を扱うセレクトショップのようなものから定番のメキシコ土産まで幅広い雑貨を見ることができます。店内もとってもお洒落で見て回るだけでも十分に楽しかったです。
まとめ
雑貨屋さんを巡って、カフェを巡って、街を歩き回って、大満足な1日になりました。小さい街なので、日帰り旅行にちょうど良かったです。ただ、サンセットやサン・ミゲル・デ・アルカンヘル教会のライトアップも綺麗らしいので、余裕があってのんびりしたい人は1泊して行くのも良いかもしれません。