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カナダ Timhortonsの元店員が教える ドリンクの注文 あれこれ

 わたしは、カナダにワーキングホリデービザでやって来た後、1ヶ月間のホームステイを経て、働き始めたジャパレスを3日で辞め、その後に Timhortonsでワーキングビザをもらって2年ほど働いていました。

 

 カナダに来た当初 ティムホートンズに行ったことがありましたが、カナダ独特のコーヒーの注文の仕方が分からなかったのを覚えています。カナダに観光で来た人やワーホリで来たばかりの人たちに向けて Timhortonsでの注文のコツを まとめていきたいと思います。

 

Timhorotonsって?

 そもそもカナダに まだ来たことのない人はTimhorotonsの存在を知らないと思うので簡単に紹介したいと思います。Timhorotonsは、カナダを主に展開する大人気コーヒー・ドーナッツ チェーン店とのことです。カナダではスターバックスより人気があり、街では至るところに お店があって、お店のテイクアウト用のコーヒーカップを持って歩いている人も本当によく見かけます。地元の人からはTim(ティム)と呼ばれて親しまれています。

www.timhortons.ca

コーヒー、紅茶の種類

 Timの飲み物の種類は本当に多く、基本的なコーヒーからフローズンドリンクまでたくさんあるので、まずは それらを紹介していきたいと思います。上記に貼ったホームページのリンクの左上にあるMore▼の中にあるNutritionを選ぶと、飲み物の名前と写真が出てくるので 気になる人は見てみてください。

 まずは、Timの1番人気である コーヒーには、普通のオリジナルコーヒーであるブレンドと、深煎りしたコーヒー豆を使ったダークロース、カフェイン抜きのデカフェの3種類があります。コーヒー豆をセットしてドリップすると1度に5〜6人分が抽出されるのですが、Timhortonの会社のルールでコーヒーを抽出してからブレンドコーヒーの場合は20分、ダークロースコーヒーとデカフェコーヒーの場合は1時間で品質が落ちるので破棄する決まりがあって、いつでもフレッシュなコーヒーを提供できることを謳い文句としています。

 コーヒーが飲めない人にも、ステップティーと呼ばれる茶葉からコーヒーと同じ要領で抽出されたドリップティーと、10種類ほどあるティーバックから選べる紅茶があります。他にもラテ、エスプレッソ、甘い飲み物が好きな人は フレンチバニラやココア、ホワイトココアも注文することができます。

 

コーヒー、紅茶の注文の仕方

 飲み物を注文する時には まず飲み物のサイズを伝えます。ほとんどの飲み物にはS、M、L、XLの4つのカップがあって、 どのサイズも なかなかお得な値段でコーヒーを飲めるというのも人気の理由だと思います。ただ、わたしが働いていた当時にも値上げがあったので、今後も値段が変わっていくのかもしれません。ちなみに、ラテ系はMサイズのみでしか販売がありませんでした。

 フレンチバニラやココア、ホワイトココアという既存の飲み物以外は、砂糖とクリームの量などのカスタマイズを伝える必要があります。店員さんからも「How would you like? (どうしますか?)」と聞かれると思うので好みの砂糖の量などを伝えましょう。カナダでは、日本のようにブラックでコーヒーを飲む人が滅多にいないので、砂糖もクリームもいらないと言われるとちょっと驚くらしいです。

 このクリームと砂糖の量は、機械で何プッシュするかで量を伝えることができます。この伝え方にもコツがあって、例えばクリームを1プッシュ分と砂糖を2プッシュ分 欲しい場合は、1cream,2sugar と伝えるのがカナダでコーヒーを頼むときの注文の仕方です。決まり文句みたいなのもあって、例えば1cream,1sugar の場合をRegular(レギュラー) 、2cream,2sugar の場合をDoubleDouble(ダブルダブル) 、3cream.3sugar の場合をTripleTriple(トリプルトリプル)と カナダの人は表現します。

 ちなみに、自分で量を調節したい場合には、on the sideと付け加えると、お願いした数のクリームのカップや砂糖の袋を付けたブラックコーヒーを渡してくれます。f:id:mmmihooo:20200304185642j:plain

 コーヒーに加えることができるのは砂糖とクリームだけではなく、ミルク、Sweetener(スィートナー) と呼ばれる人工甘味料も無制限に無料で追加することができます。後は、数十セントの有料にはなるのですが、蜂蜜、バニラやキャラメルなどのフレーバーシロップ、エスプレッソショットを追加したり、他の種類のコーヒーやフレンチバニラ、ココアなどの甘い飲み物と1/2,1/3などの割合でミックスするなど自由自在にカスタマイズすることができます。

 

 

 注文を例に挙げてみると、例えば2cream.2sugar のMサイズのブレンドコーヒーが1杯 欲しい場合は、" Can I have one medium double double please?"、ダークロースのSサイズのコーヒー2杯と砂糖の袋を1つずつ付けて欲しい場合は、” Can I have two small darkroasts 1sugar on the side please?"と言った感じで注文することができます。

 わたしは、ブレンドコーヒーを2/3とフレンチバニラを1/3で飲むのが お気に入りでした。フレンチバニラ単体だと結構甘いので、甘党のわたしでも たまにしか飲みたいと思いませんでした。苦いのが好きな人は、エスプレッソショットをコーヒーにカスタマイズでオーダーしているのもよく見かけました。

その他の飲み物

 コーヒーや紅茶などのホットドリンク以外にもティムホートンにはたくさんの飲み物があります。コーヒーのところで話そびれましたが、Timにはアイスコーヒーもあるのですが、アイスコーヒーはホットコーヒーの様にクリームや砂糖を数で調節することができない代わりに、半分の甘さで、クリーム少なめでといった カスタマイズをすることができます。

 そして、夏に大人気の商品が Ice Capp(アイスフカップ)です。スターバックスで言うところのフラペチーノのようなメニューなのですが、フラペチーノよりも安くて甘いです。好みでホイップトッピングをする人も たまにいます。アイスカップによく似たCreamiy Chocolate Cillという飲み物もあるのですが、ザックリ言うとチョコレート味がベースのCreamiy Chocolate Cillかコーヒー味がベースのIce Cappという違いです。

 

 Fruite Smoothie や Fruite Chillといった飲み物も人気です。フルーツスムージーとフルーツチルの違いは ヨーグルトをベースに作っているかどうかで、スムージーにはヨーグルトドリンクが使われています。わたしのオススメはフローズンレモネードという飲み物で、名前の通りシャーベット状のレモネードです。これも例に漏れず、とっても甘いので、甘い冷たいものを飲みたいって時に よく飲んでいました。シロップの量を減らして甘さを控えたカスタマイズもできます。

 他にも飲み物はたくさんあるのですが、よく出る飲み物はこれぐらいかなぁと思います。レジの近くには、小さい冷蔵庫の様なものがあって水やジュースなどのペットボトルの飲み物や牛乳などの紙パックが売られています。定番メニュー以外にも、随時期間限定のドリンクが出ているので要チェックです。

まとめ

 コーヒーや紅茶の独特の注文方法はTimhortons だけでなく、スターバックスマクドナルドでも同様だったので、カナダ特有の飲み物の頼み方だと思います。初めて Timhorotonsに行った時に"How would you like?"と聞かれて、何を聞かれているのかわからないで困っていると 店員さんが質問を変えて砂糖がいるか?クリームがいるか?と聞いてくれたことを覚えています。

 せっかくカナダにいるんだったら、カナダの流の飲み物の頼み方をマスターできたら格好いいですね。今回は、コーヒーなどのホットドリンクを紹介しましたが、ティムホートンは飲み物だけでなく食べ物の種類も充実しているので、次回の記事ではブレックファーストやサンドイッチについて紹介していきたいと思います。