にほんブログ村準備編が終わって、いよいよテスリン川のジョンソンズ・クロッシングから川下りの始まりです。大体２日ずつに分けて記事を書いていけたらと思うので、１日の流れや進む距離の参考にしてもらえたら嬉しいです。
DAY１ 晴れ 走行距離 13km
１３時に「Kanoe People」に集合して、荷物を整理して移動車に運びます。１時間半ほどで、テスリン川のジョンソンズ・クロッシングに到着。ドライバーさんは荷物をおろすのを手伝ってくれて 車に荷物が残っていないことを確認すると、わたし達が出発するのを見送ることもなく帰ってしまいました。ちょうど「Klondike Canoeing Rentals」の日本人オーナー櫛田さんがお客さんの お見送りできていて、日本人がいることに気付いた櫛田さんが声をかけてくれて 川の危険なポイントやカヌーの漕ぎ方を わたし達にも熱心に教えてくれました。カヌーの漕ぎ方も正しく知らない初心者だったので、とっても助かりました。
カヌーの荷物の載せ方も、左右のバランスが悪かったようで、一緒に積み直してくれて荷物をカヌーに括るヒモまで貸してくれました。櫛田さんのお店でレンタルしていないにも関わらず、面倒をみてくれて 「日本人がユーコン川で辛い思いをして欲しくない。」と話してくれたのが印象的で、やっぱり櫛田さんのところでレンタルしたかったなぁと思ったりしました。
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アドバイスをもらったりしていて１６時を過ぎたので そろそろ出発することに。冒険家みたいな気持ちになって、ドキドキしながら出発しました。櫛田さんに教えてもらった漕ぎ方を思い出しながら、ゆっくり進みます。本当に自分たちしかいないんだと思ったら、ワクワクすると同時に ちょっと怖かったです。
１度だけカヌーを止めてトイレ休憩したのみで、そのまま１９時までゆっくりとカヌーを漕ぎます。初日なので 無理したくないのと、出発が遅かったので暗くなる前に料理やテントを済ませたかったので カーマックスまで１８３km地点の岩間で泊まることに。１３kmだけしか進みませんでした。日が沈む前にと 少し焦って決めた最初の宿泊場所は、湿地だし 土地は斜めだしで 初心者まる出しの キャンプをするには適していないコンディションだったけど、何ごとも経験と勉強。
夕飯は、石を見つけることが出来なかったので焚き火の土台になる かまどを作れず、持参していたスコップで穴を掘って、そこで火を起こしました。初日は、肉類を消費したかったので 牛肉と鶏肉をグリルして、ビールで乾杯。ここでレンタルしたはずの椅子を持ってき忘れたことに気づくけど、取りに戻る事もできないので 諦めて カヌーに腰かけて食べました。
初日は 慣れないことで緊張したりワクワクしていたので、身体は元気でも心が疲れたのか 斜めの土地に張ったテントで体がずり落ちながらも すぐに寝落ちていました。
DAY２ 晴れ 走行距離23km
朝目覚めて身支度をしつつ 朝食用に火を起こそうとするけど 日陰、湿地、夜露という最悪条件のため なかなか上手くいかないので 諦めて、クッキーを食べながらとりあえず出発（午前１０時半）。 カヌーは思っていたよりも ずっと体力勝負で、すぐに小腹が空くので 合間に食べれるおやつをもっと持ってくれば良かったなと後悔。
この日も風はなく、天気が良くってカヌー日和。水面はとっても穏やかで、景色が川に映って本当に綺麗でした。
昼前に、トイレ休憩を兼ねて昼食休憩。インスタントヌードルに卵を落として簡単に済ませました。昼食も食べ終わって、近くを散策していると熊の足跡を発見。それも、まだ新しい気がします。近くにいるのかなと思うと怖い。
実は初日に 川の地図の中のGoodCampと記載された場所に泊まろうと 地図を頼りに探していたけど、結局 見つけることができませんでした。そして、この日に初めての GoodCampを見つけることができました。すぐに気づける場所にあるのかなと思っていたのですが、ほとんどの場合は 高台や木々の中に作ってあるので見えない事が多くて、コツを掴んできた後半には 割と見つけることができましたが、最初はなかなか見つけるのが難しかったですGoodCampと地図上に記されている場所は曖昧で、もう通り過ぎちゃったかなと思った頃にヒョコッと出てきたりします。この日は、やっと見つけれたGoodCamp（１６０km地点）で１泊しました。
GoodCampとはいっても キャンプ場みたいになっているわけではなく、キャンプするのに適していますよというお知らせマークです。場所によっては、火を起こしやすいように石が組んでくれてあったり、薪を準備してくれてあったり、木でてきたテーブルや椅子があったりする事もあってありがたかったです。
夕飯は、昨日の残った鶏肉を使ったパエリア風炊き込みご飯にして、ビールで乾杯。さすがグッドキャンプは 料理も食事も快適です。
まとめ
初日と２日目は、慣れないことばっかりで 何かっていうと時間がかかって、そんなに距離を進むことはできませんでしたが、景色をゆっくり楽しんだり 食事の後にのんびり寛いだりとカヌー生活を満喫できて大満足。天気に恵まれたことも有り難かったです。
携帯は圏外、街やスーパーもない、他の人が誰もいない、分かっていたはずなんですけど 本当に自然の中で生きているんだなと再確認して、ピリッと身が引き締まります。
