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カナダで事故にあいました! 絶対に入って欲しい海外保険とカナダの健康保険制度

 クレジットカードに付帯だけの海外保険だけで海外を旅していませんか?もちろん、何も起きないなら 起きないに越したことはありません。小さなトラブルぐらいならカバーできたとしても、大きなトラブルにあった時にどこまでカバーしてくれる保険なのか見直しをすることも大切です。

 

 もともと看護師ということもあって、医療保険ってとても大切だなと思います。特に 海外だと健康保険にも加入していないので、何も保険によるカバーがない状態で旅をしてしまえば全額負担となってしまい、多額の医療費を払うリスクもあります。

 旅をしていて何度か病院に行くことがあり、海外保険にお世話になることがありました。今回、カナダでは1ヶ月意識不明という大きな事故にあってしまい 今までにもまして海外保険の必要性を考える機会となりました。カナダの事故の詳細については 前の記事にまとめてあるので 良かったら読んでみてください。

 カナダの事故ではドクターヘリを2度使ったり、手術を受けたり、入院生活が長くなったりと全額自己負担だったらと思うとゾッとします。

 

 

 

 もし 海外保険の必要性をあまり感じていなかったり、いつも無保険で旅をしている方がいたら、わたしの体験をもとに見直してもらえたらと思います。

海外旅行保険

 短期での旅だと予定がわかっている場合は、日本から海外旅行保険に加入していきます。わたしは、クレジットカードに自動付帯になっている海外旅行保険と、保険会社の海外旅行保険の両方に加入していました。

 クレジットカードの海外旅行保険は、自動付帯になっているものと利用付帯になっているものとがあります。利用付帯のものだと海外旅行保険を有効にするための条件がクレジットカード会社によって定められているので 確認してみてください。

 わたしは心配性なので、クレジットカードに自動付帯になっている海外旅行保険だけでは補償が薄く感じて、それとは別に保険会社が提供している海外旅行保険にも加入していました。自動付帯で受けれるクレジットカードの海外旅行保険だと どうしても内容が手薄になってしまうので 補償内容や補償額を検討してみることが大切だと思います。もし、何かトラブルがあった場合は もちろん2つの海外旅行保険から補償を受けることができます。安くはない出費にはなりますが、お金で買える安心と安全だと いつも思って必要経費と割り切っていました。

 余談ですが、日本でも医療保険にいくつか入っていたので 海外で受けた医療でも対象となる場合があるので、その場合は日本の保険からも補償を受けることができます。もし、海外で医療を受けた場合は 日本で入っている医療保険の内容も確認してみてください。

現地の医療保険

 保険会社が提供している海外旅行保険の多くは、渡航から3ヶ月を補償の対象としている保険が多いと思います。もちろん、3ヶ月以上になった場合は追加オプションでお金を払えば補償の延長ができることがほとんどです。

 

 

 

 わたしは、出発する前から3ヶ月以上の滞在になることがわかっている時には、日本を出発する時にはクレジットカードの自動付帯の海外旅行保険だけに加入し、現地に到着後に現地の旅人向けの医療保険に加入していました。現地の方が補償内容が充実している保険が多く、保険料金も安いです。ただ、発展途上国やその国の言語がよく分からない国に3ヶ月以上滞在する時は、日本の海外旅行保険にオプションを付けて保険期間を延長して加入していました。

健康保険制度

 わたしが長期滞在していたカナダの医療制度はメディケアと呼ばれる国民皆保険制度を採用していて、主たる医療については患者の自己負担が一切なく 全てを税財源で公的に負担してくれます。もちろん 誰でも入れるわけではなく条件の達成と申請が必要になります。カナダは州ごとに申請条件が違うので、自分の住んでいる州について調べてみてください。わたしが申請したノースウェスト準州の医療制度の申請先と方法、条件が記載されているURLを参考に貼っておきます。

www.hss.gov.nt.ca

 わたしは 1年を超える長期滞在を予定していなかったので、最初は現地の医療保険に入っていました。カナダに来た当初は、半年ぐらいで違う国に移動しようかと思っていたので6ヶ月間の補償期間で医療保険を加入しました。6ヶ月以上滞在することが分かった時に、追加で3ヶ月間の追加契約をしてトータルで9ヶ月間契約をしました。9ヶ月後にカナダの仕事を一旦やめて、南米に旅行に行く予定を立てていたので 契約は9ヶ月までしか延長しませんでした。カナダで加入した医療保険なので、日本で入る海外旅行保険より補償内容は充実していて料金も安かったのですが、それはカナダ国内の補償に限ったことで カナダから違う国に渡航した場合に保険が適応されない もしくは とても薄い内容になるので南米に渡航する前にカナダの医療保険を終了し、オンラインで加入できる海外旅行保険に切り替えて南米を数ヶ月旅してきました。

 南米での旅を終えて、カナダに戻ったあとはノーストウェスト準州の医療制度を申請できる条件を満たしていたので 申請をしました。提出した書類に不備があったりして 3ヶ月ほど時間がかかってしまいましたが、無事に申請が通って カナダの医療制度を受けることができるようになり自宅に保険証のようなカードが届きました。

 このカナダの健康保険制度に加入していたおかげで、ドクターヘリに乗っても、手術をしても、長期入院になっても、通院しても 医療費の負担は無償でした。

 

 

 

 

まとめ

 カナダに滞在中だけでも メキシコの旅から帰った後に光線過敏症を発症したり、ユーコン川で熊に襲われたり、最終的には交通事故にあって長期間入院したりと旅にトラブルはつきものです。

tttripppmmmihooo.hatenablog.jp

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 大きなトラブル以外にも、風邪をひいて寝込んだりして病院に行くこともありました。保険に入っていて本当によかったなと何度も思いました。特にカナダで大きな事故にあった時には、カナダの保険制度に加入していた後だったので、お金の心配をせずに治療に専念できたので本当にありがたかったです。

 もし、無保険で旅をしている人がいたら ぜひそのリスクについて もう1度考え直してみてください。もちろん 何もトラブルに巻き込まれないのが1番ですが、何が起こるか誰にも分からないのが人生です。わたしだって 自分が熊に襲われる人生だとは思っていなかったし、事故にあって1ヶ月意識がなくなる人生だと思っていませんでした。もしかしたら何も起こらないかもしれないからと思うのではなく、もしかしたら何か起こるもしれないという視点で自分の旅にあった保険を選んでもらえたらと思います。