まさか私がね。

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マチュピチュだけじゃない ペルーが見せてくれた絶景 レインボーマウンテン

 ペルーといえば 世界遺産にも登録されているマチュピチュが有名です。マチュピチュもすごく幻想的で素敵だったんですが、マチュピチュの入り口となる街クスコ近郊にはマチュピチュに負けない絶景があったので紹介します。

クスコ

 アンデス山脈の標高3,399メートルにあり、かつてのインカ帝国の首都だったのがクスコという街で、マチュピチュに行くための起点となる地でもあります。

 

 

 

 日本からの直行便のフライトは ないのですが、リマから国内線が飛んでているのでリマから飛行機で直接来られる方は 一気に標高が上がることで高山病のリスクも高くなるので ゆっくりと体を慣らしていってください。高山病対策に効果があるといわれているコカの葉入りのチョコレートやダイアモックスという利尿剤を予防的に内服している旅人もいましたが、わたしは南米に来る数ヶ月前まで標高3,200メートルの富士山8合目に住み込みで働いていたこと、1年前に標高3,000メートルを超える中国の秘境を旅していたこともあって特に心配はしていなくて、高山病になることもありませんでした。ただ、高山病は体質だけでなく体調とも大きく関係しているので クスコに来るまでにリマや違う街でしっかり睡眠をとって疲れを撃退しておく事が何より大切だと思います。

tttripppmmmihooo.hatenablog.jp

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 リマからクスコについたら高山に ゆっくりなれるべく、数日はクスコをのんびり観光して過ごしました。大きな街ではないので、ペルー料理を堪能したり、市場に出かけて雑貨を物色したり、クスコの中心地にあるプラザ・デ・アルマス広場の周辺を散策したりして ゆったりと数日を過ごします。アルマス広場では、偶然 お祭りもやっていて伝統的な衣装や踊りを楽しむこともできました。

レインボーマウンテン

 マチュピチュも もちろん素敵だったんですが、わたしが おすすめしたいのは レインボーマウンテンという絶景です。クスコで数日 標高に慣れるためにのんびり過ごしていたのも このレインボーマウンテンに行くための準備でもありました。というのも、レインボーマウンテンは 標高5,000メートルを超える高地にあるんです。

 レインボーマウンテンへは、ツアーに参加して行くことにしました。クスコで泊まっていた宿でレインボーマウンテンに行きたい旅人仲間を募って自分を入れて6人で参加することに。ツアー会社を6人で巡って、値段交渉をして1人75ソルで参加することに。ツアーには朝食と昼食代金も含まれています。

 

 わたし達が泊まっていた宿は 車道に面していなかったので、近くの指定された目印の場所にに早朝5時に集合して 片道3時間半ほどかけてレインボーマウンテンに向かいます。朝早かったこともあって、バンの中では爆睡して 目が覚めた時には レインボーマウンテンに到着していました。レインボーマウンテンの出発地点は、すでに標高4,477メートルあり 少し歩くだけでも息があがります。季節は夏でしたが、標高が高いので すっかり冷え込みます。冷えも高山病を引き起こす要因になりかねないので、十分な防寒着を忘れずに。

 レインボーマウンテンの入り口も高山に囲まれていて、その山々も見たことのない色をしていて とっても綺麗でした。

 レインボーマウンテンは、鉱物が酸化して虹のように鮮やかな地層の連なりが作り出した姿から そう呼ばれるようになって、実際にはヴィニクンカ山という正式な名前をもつ山なんだそうです。

 バンで到着した 入り口から10キロほど緩やかに登った先に、レインボーマウンテンを眺めるスポットに辿り着けます。たかが10キロなんですが、酸素が薄い高地での10キロは体力が奪われます。ゆっくりゆっくり歩いて2時間かからないくらいで到着です。入り口や途中途中で馬を借りることもできます、馬と行ってもポニーと馬の中間のような可愛いらしいサイズで 馬を引いてくれる人もついてきてくれるので、乗馬のスキルは不要です。興味本位で値段を聞いてみたら ツアー代金よりも高くて驚きましたが、馬に乗っている人もたくさんいました。わたし達のグループでは誰も利用しませんでしたが、体調が悪くなったら馬に乗って辿り着くこともできるという保身のための心の支えにはなりました。

     10キロの道のりは登山とは言えない緩やかな道ですが、高地ということで それなりに大変でした。登山靴は必要ないけれど、動きやすい服と運動靴ぐらいは必要です。10キロの道のりの先には、絶景が待っていました。南米では マチュピチュやウユニ塩湖など有名どころの景色も見ましたが、レインボーマウンテンに それほどの期待を持っていなかったこともあってか わたしは今回の旅で1番お気に入りの景色になりました。クスコまで いらした際には、ぜひ立ち寄ってみてほしいです。

マチュピチュ

 マチュピチュまでは色々な行き方がありますが、わたしはクスコからバンで水力発電所まで行って そこから10キロほど先のアグアス・カリエンテスというマチュピチュの麓の街に宿泊して 翌朝マチュピチュ遺跡まで歩いて向かうルートを選びました。

 細かい移動等は割愛して、わたしが何より お伝えしたいことは蚊に要注意ということです!水力発電所からアグアス・カリエンテスまでの いわゆるスタンドバイミーロードの間に大量の蚊がいます。蚊といっても、マチュピチュ近辺に生息している特別な蚊だそうで 普通の蚊よりもひと回り以上小さい蚊で、よく日本で電灯の下に集まっている小さい虫ぐらいの大きさでした。蚊とは気づかず それほど気にしていませんでした。刺されたすぐ後にかゆみが出るわけではなく わたしは2日後ぐらい経って猛烈に痒みが出てきました。刺された箇所は両足を中心にざっと数えただけでも50箇所以上。

 クスコに戻ってから、まさか蚊だとは思わないほどの痒みと腫れにベッドバグに刺されたかアレルギーを発症したのか原因が特定できなかったので 病院に受診して、マチュピチュに行く道中には特殊な蚊がいることを教えてもらいました。塗り薬を処方してもらって、後は時間薬で5日ほどで痒みも落ち着きました。マチュピチュに行く際には、ご用心ください。

 

まとめ

 クスコの後は、9時間ほどかけてのバス移動をしてプーノへ。ペルーの南部にある、標高約3,800メートルの小さな町です。世界で最も高い地にあるチチカカ湖に接し、周りを山々に囲まれています。プーノへは、チチカカ湖に存在するウロス島と呼ばれる人口の島に住むウル族に会いに行くためと、ボリビアに移動するために寄りました。ウロス島は民族というより、観光のために維持している偽物の暮らしという雰囲気があって残念な気持ちになったというのが正直な感想です。プーノ自体も治安の良い街ではないので、本わざわざ立ち寄らなくても良かったかなと思います。

 少し話が逸れてしまいましたが、マチュピチュのためにクスコを訪れた方は、クスコから日帰りで行けるレインボーマウンテンにもぜひ足をのばしてみてください。