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まさにパワースポット アユタヤ遺跡をレンタルバイクで巡る

 世界遺産であるアユタヤ遺跡は、いくつもの遺跡の集まりによる遺跡群です。全部をきっちりと見ていたらとても1日だけでは足りないと思います。わたしは日帰りの日程だったので 事前に見に行きたいと決めていた場所を中心として主な見どころを回ってきたので紹介します。

 わたし達は、遺跡を巡るために1日バイクをレンタルしました。バイクをレンタルする際に、お店の人がマップを渡してくれて、主要な遺跡に印をつけてくれました。遺跡は街のいろんな場所に点在しているので、マップがあると便利です。インフォメーションセンターやレンタル店などで手に入れておくと周りやすいと思います。

ワット・プラマハータート

 ここにある遺跡ももちろん魅力的ですが、1番有名なのは大きな木の根元に巻き込まれるように残っている仏頭。ビルマによって侵略された際に 多くの仏像が首を切り落とされて、そのうちの1つが長い年月をかけて 木の根に包まれるようにして今も残っているんだそうです。仏像の顔は優しく微笑んでいるようにも見えて、歴史の象徴であるとともに何とも幻想的な雰囲気の漂う場所でした。私は何だかこの場所が好きで、しばらくこの大木を眺めていました。まさにパワースポット。

 

 ちなみに、この仏像の写真を撮るときには、仏像の頭よりも低い位置で撮ることが、仏像への敬意を示すマナーなんだそうです。

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 ワット・ローカヤースッタ

 約28メートルの大きな涅槃仏が見ることができます。この仏像の後ろには67.5メートル四方の基盤が残っているのみで、遺跡はほとんど残っていません。他の遺跡は入り口で入場料を払うものがほとんどでしたが、ここは入場料の受付もなく、広い空間にこの涅槃仏がどどーんと寝ています。歩きや自転車での場合は、他の遺跡からは結構離れたところにあるので、体力と相談してください。この仏像の向かい側には 飲み物を買う商店もあったので、ゆっくり水分補給しながら休憩していきました。

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ワット・プラシーサンペット

 アユタヤ王朝時代に王宮に併設されてた寺院で、ここのシンボルが3つの大きな塔。この塔には当時の王たちの遺骨がそれぞれの塔に納められているそうです。もともとは、171キロの純金でできた立仏像が建てられていたそうなんですが、ビルマ軍との戦いの際に全て破壊されて強奪されてしまったんだそうです。この3つの塔は今も形が残っていますが、戦争後に残された部分をもとに修復が行われて現在に至るんだそう。王宮自体はほとんどが破壊されていて、無惨にも首も腕も削がれて胴体だけになった仏像が点在しています。

 

 広い遺跡なので、ぐるっと歩き回って楽しむことができます。周りには、小さい塔がいくつも立っていたり、階段から高台に上がって景色を満喫することもできます。

f:id:mmmihooo:20190304112412j:plainエレファントキャンプ

 象はタイを代表する動物で、昔から市民や王を守る力として重宝されていました。アユタヤ王朝時代には、争いでの戦力として使われていて、タイ北部よりたくさんの象が捕獲されていたそうです。

 わたしは体験しなかったのですが、エレファントキャンプでは 1時間700Bほどで象に乗ってアユタヤを巡る体験ができます。その他にも、50Bで象のエサを買うことができ、象にエサやり体験や、象と一緒に写真を撮ることができます。ちょうど、わたしが訪ねた時期がソンクラーンの直前だったからなのか、エレファントキャンプにいたほとんどの象にはペイントが施されていました。見に行っておいてなんなんですが、何とも悲しそうな目をしているように見えてしまって、複雑な気持ちになりました。

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まとめ

  アユタヤは、本当に全体的に何とも言えない神秘的な雰囲気とエネルギーに包まれていて、街全体がパワースポットのような場所でした。破壊された遺跡が、当時の戦争を物語っていて 歴史を自分の体で感じることのできる場所でもありました。わたしは 日帰り旅行だったので行きたいスポットに絞って観光してきましたが、他にもたくさんの遺跡があるので 数日連泊して じっくり見て回るのも1つ楽しみ方だと思います。