まさか私がね。

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カナダのユーコン川をカヌーで下るの巻 〜 カーマックスから旅立ちの日 Day10 前編〜

 カーマックスで身も心もリフレッシュして、また新鮮な気持ちでドーソンシティに向けて出発です。カーマックスから50km以内にユーコン川のカヌー下りの難所と言われる場所が2ヶ所も待ち受けていたのですが、無事に乗り越えることがきてひと安心。

 と思いきや、ここで 大きなトラブルに巻き込まれることになりました。

DAY10 晴れ 走行距離45km

 この日は 久しぶりに風もない快晴、とっても気持ちの良い日でした。のんびり荷造りをやり直して、ドーソンシティに到着する日程に目処もたってきたので ドーソンシティからイエローナイフに帰る飛行機を予約したりしながら11時ごろに のんびり出発しました。

 

 出発して、数キロ進んで カーマックスの市街を抜けるギリギリで友人が携帯電話をキャンプ場に置き忘れてきたことに気づきました。まだ取りに戻れる範囲にいて良かった。カヌーで川を逆流して戻ることはできないので、カヌーを岸につけて 歩いてキャンプ場まで取りに戻ります。2人で行くと カヌーに積んでいる荷物が心配なので、わたしは荷物の見張り番でその場に残って待つことに。歩くと往復で1時間以上はかかる道のりだったので、ヒッチハイクを試みたみたいですが全然つかまえられず、急ぎ足で往復してきた様子。携帯電話は、置き忘れたところに残っていたようで良かったです。気を取り直して再出発。

 この日、ホワイトホースからドーソンシティまでのコースの中で1番の難所と言われている "FIVE FINGER RAPIDS" という場所を通ります。地図の中にも記されていて、その横には "KEEP RIGHT" と太い字で書かれています。近づくに連れて、川の水が荒れていくのが分かってドキドキしながら向かいます。ゆっくり左に曲がると、川から大きく突き出した岩が4つ並んで見えて、カヌーの周辺は川が荒れて白波が立っているところもあります。気を引き締めて近くまで進むと、白波はスッと消えて 代わりに岩と岩との間にカヌーがグッと吸い込まれるように進みます。

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 ”KEEP RIGHT” と地図上に記されてはいますが、左側を進むという選択肢がないぐらい 左側は右側に比べて川が荒れていました。

 

 ここの近くには高速道路が走っているようで、この場所を展望できる駐車場も高速道路上に設けられていて、わたし達が通過した時にも見物人が何人かいました。アラスカからホワイトホースまで抜けるルートの中で この場所が ちょっとした観光名所みたいになっているのかもしれません。

 ここの他にも42.5km地点にある "RINK RAPID” ももう1つの難所として知られています。 ”RINK RAPID" も荒れていて 流れは早いは早いですが、そんなに心配するほどではありませんでした。"FIVE FINGER RAPIDS" の方が流れも早くて 勢いがありました。

 心配していた2つの難所を超えたところで、トイレ休憩。カーマックスで購入したばかりの おやつを食べます。

 この日は、この2つの難所を越えた47km地点の島の中にある Good HW Camp で1泊することにしました。夕飯には、カーマックスで買ったばかりの豚肉をステーキにして食べます。お肉をガッツリ食べられるのが何とも嬉しい。

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 焚き火を囲んで クッキーを食べたりしていましたが、友人は先にテントで休むことに。30分ほど経って、わたしも そろそろ寝ようかなぁと思っていると ”カサカサ” と森の奥から音がドンドンと こっちに近づいてきます。嫌な予感がして、確認しに行くと、、、その嫌な予感が的中していました。

まとめ

 カーマックスでは 必要なものを買い足したり、シャワーを浴びたり、調べものをしたりと リフレッシュできたうえに ドーソンシティまでの準備もしっかりできて良いスタートが切れました。と、思った矢先にとんでもないハプニングに合うことになりました。