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コスタリカの大自然に魅せられた 合言葉はプラビダ 前編 〜火山の麓で久しぶりの温泉〜

 キューバの後に そのままメキシコに遊びに行こうかなぁと思っていたのですが、世界地図を見ていてコスタリカが意外と近いことに気がつき 自然が広大そうという単純なイメージのままにコスタリカに旅をしてみることに決めました。

 

 ハバナからコスタリカの首都サンホセに飛行機で移動して、コスタリカを2週間ほど旅してきたので それぞれの街やおすすめポイントなどについて紹介していけたらと思います。

サンホセ

 首都サンホセは、コスタリカの国土のちょうど真ん中あたりの内陸 山岳地帯にあります。 町全体の標高が1170mと高く、勝手に常夏のイメージを持っていましたが 夏でも適度に涼しく過ごしやすいです。

 

 

 宿はBooking.comを使って空港で予約したTrip On Open House Hostelへ。中心部からは少し離れてはいますが、朝食付きで空いている宿では1番安かったのでここにしました。朝食はシリアルとフルーツという 簡単なものだったので、朝からしっかり食べたい人には物足りないかもしれません。

www.booking.com

 まずは、ザ・観光客向けのレストラン「Restaurante Nuestra Tierra」でコスタリカ料理を楽しみます。さすが観光客向けだけあって見た目も楽しい。主要観光地が集まっているセントラル通りにあるので、まだ治安の把握ができていなくても安心できる立地です。

 サンホセは、特にやりたいことや行きたい観光地もなく 移動のための経由地だったので、気になるところをサクッと観光しました。

 メトロポリタン大聖堂は サンホセの中心部、中央公園の向かいにあります。コスタリカの国民の多くが信仰しているカトリック教会のサンホセにおける中心的な存在なんだそう。外観はシンプルですが、中には聖書のシーンが描かれた美しいステンドグラスが飾られていたり、天井が高く 施されているイラストも鮮やかでした。

 メトロポリタン大聖堂と同じセントラル通りには、コスタリカ国立博物館やアルテサニアス市場(Mercado National de Artesanias)があって 一気に効率良く見て回ることができます。

 

 

ラ・フォルトゥナ

 サンホセから140キロほど離れた ラ・フォルトゥナという火山と温泉の街にバスで移動します。サンホセのバスターミナル7-10からラ・フォルトゥナ行きのバスに乗ります。下の地図で青丸で囲んであるバスターミナル7-10は 赤丸で囲んだコカ・コーラ地区やヌエボ・メキシコ地区などの危険地域と隣接していて、大きなバックパックを背負って移動したくなかったので タクシーでバスターミナルまで向かいました。右下に打ってある赤ピンはメトロポリタン大聖堂です。大聖堂のあるセントラル通りは人通りも多く賑やかで治安の悪さを感じさせませんが、ひとつ奥に入った危険地区といわれる場所には日中でも足を踏み入れないようにしていました。

 フォルトゥナで1番行きたかったのは、テノリオ火山国立公園です。アレナル火山も見に行こうかなと思っていたのですが、フォルトゥナの街からも その姿を見ることができるのと あんまり近くへ見に行きたい気持ちにならなかったので今回は街からその姿を眺めるだけにしました。

 テノリオ火山国立公園は 自然への負担を軽減するために1日1000人までという入場制限があるので、個人で行く方は 早めに入場してしまうことをおすすめします。わたしは、フォルトゥナの街でテノリオ火山国立公園のツアーに申し込みました。テノリオ火山国立公園で見たかったのは、リオ・セレステ滝というミルキーブルーの滝。この滝は、透明な2つの川が混ざり合うことで科学反応を起こしてミルキーブルーの滝と呼ばれる所以となる色を生み出しているんだそう。テノリオ火山国立公園の入り口から30分ほど簡単なトレッキングをして到着です。

 

 滝の近くまで続く階段があるので、近くまで行って見ることもできます。日の光を浴びることで、より色づいて見えるそうで わたしが行った日は やや曇り気味だったのでミルキーブルーに輝く滝は見えないかなと思っていたのですが、滝に到着する頃に少しだけ晴れ間をのぞかせてくれたおかげで ミルキーブルーの滝を綺麗に見ることができました。晴天だと、もっと綺麗に輝く滝を見えるのかもしれません。

 コスタリカは5〜11月の雨季と12〜4月の乾季があって、わたしがコスタリカに行ったのは雨季の時期だったからかフォルトゥナに数日滞在している間は1日のどこかで必ず雨が降っていました。テノリオ火山国立公園に行った日も リオ・セレステの滝を見終わったぐらいにポツリポツリと雨が降り始めました。乾季であっても、雲1つない快晴になることは少ないそうで コスタリカの旅ではレインウェアを重宝しました。

 リオ・セレステ滝から帰るまでのトレイルでは原色をした昆虫や今まで出会ったことのないジャングルらしい生物にも会うことができます。

 運良くナマケモノにも出会うことができました。少し遠くにいたので、ツアーガイドが準備してくれた 双眼鏡を通して写真を撮ります。

 ナマケモノや珍しい野鳥など どんなに遠くにいてもツアーガイドは 次々に見つけ出して説明してくれます。とっても陽気でノリのいい おっちゃんでした。

 ツアーで仲良くなった女子3人組と仲良くなって 次の目的地モンデベルデに一緒に行くことになったので、ツアーガイドがおすすめしてくれた地元の食事処「Soda Viquez」に翌日集まってお昼を食べながら作戦会議。地元の人でも賑わっていて、味もコスパも良かったです。

 

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 作戦会議が終わったら、アレナル火山のエネルギーを利用したタバコン川の天然温泉へ。相変わらず 天気は曇りのち雨ですが 暖かいタバコン川の自然の温泉を楽しみます。日本のように男性と女性用にはもちろん分かれておらず、ジャングルの中で自然を満喫しながら入る露天風呂なので水着の着用を忘れずに。

まとめ

 コスタリカでは、プラビダという言葉を たくさん耳にします。直訳すると「純粋な人生」という意味ですが、コスタリカの人はプラビダを とにかく多用します。例えば、「いらっしゃいませ」「ありがとう」「どういたしまして」などなど その言葉本来の意味なんて誰も気にせず、とにかく前向きな良い意味として使われているそうです。すごく素敵な言葉だなぁと思って、わたしもコスタリカを旅している間は毎日のように使っていたお気に入りの言葉です。

 後編ではモンデベルデ自然保護区の玄関口となるサンタエレナ、マヌエル・アントニオ国立公園に隣接するケポスという2つの街について紹介して行きたいと思います。