グアナファトは、もともとは近郊の銀山の採掘とともに発展し、その当時の歴史とスペイン植民地時代に残された建物たちが評価されて世界遺産に登録されています。その街並は、黄色や青、赤など華やかな色がふんだんに使われていて、コロニアルな建築と合わさって たくさんの観光客が訪れる人気の街です。
ディズニー映画の「リメンバー・ミー」に出てくる死者の国のモデルになった場所とも言われています。余談ですが、この映画 良かったのでぜひ観てみてください。
メキシコシティからグアナファトへの行き方
わたしはメキシコシティからグアナファトに「Primera Plus」という会社のバスで移動しました。バスは、ティオティワカン行きのバスが出ているのと同じ北バスターミナルから出ています。値段は片道で580ペソだったので、格安バスというわけでないようですが、クオリティは高く、快適でした。乗車前に簡単なセキュリティチェックがあって、入り口で飲み物とスナックがもらえます。車内にはWi-fiがついていて、トイレも清潔でした。約5時間ちょっとで到着です。
グアナファトについたら、バスステーションの前に中心街 (セントロ) に行くバスが停まっていたので、それに乗りました。セントロの地下道が停車場所だったので そこで降りて、近くにあった 階段を登ると地上に出ることができます。地下道で降ろされて、最初はここどこ?とびっくりしたのですが、後で調べてみると、セントロに向かうバスのうち いくつかは地下道が停車場所になっているそうです。
グアナファトにはたくさんの地下道路やトンネルがあることでも有名です。これは 昔に鉱山として発展した際の坑道の名残だそうで、今は道路として再利用されています。この地下道は全長8キロにも及び、自動車の通行を地下にすることで、街の景観を損うことなく維持しているんだそうです。
宿泊先
事前に予約しようとネットで検索していたのですが、特にここに泊まりたいという場所は見つからず、適当にBooking.comで見つけた安宿「Casa Alebrije」を予約しました。結論から言うと、おすすめではありません。もっと立地が良くて清潔な宿が同じような値段であるんじゃないかなと思います。せっかくなのでレビューしておきます。
立地は中心街まで歩いて10〜15分ほど、場所は普通の住宅との区別が難しくって最初は道に迷いましたが、近くのおじさんに教えてもらって辿り着きました。こじんまりとした家族経営のようなお家で、お家の何室かを宿として使っているようでした。わたしが使っていたドミトリーでは家族の人と管理人の人もそこで寝ていました。洗面所は狭くて、少し汚かったですが、数泊なので別にいいかなという感じ。朝食はついているのですが、朝9時以降に準備してくれるそうで、朝の散歩が好きなわたしは朝食は1度も食べれませんでした。家族が犬を飼っているようで、ことあるごとに大きな声で吠えていました。わたしは犬が苦手なので ちょっと恐かったです。
ちなみに、わたしは泊まってはいないのですが、ここグアナファトにも日本人宿「Hostel & Bar Encounte」があります。ここは日本人のオーナーが経営する宿ではあるけど、よくある日本人宿の雰囲気ではないようです。友人がここに泊まっていたので、少しだけお邪魔させてもらいました。ドミトリーの部屋も洗面所もとっても清潔でした。ただ、共同スペースのような場所がないのが残念。日本人のオーナーさんと管理人さんもいたので、何か分からないことがあれば日本語で相談ができるのは心強いですね。
2階部分が宿泊施設、1階がバーになっていて 昼間はランチ営業しています。友人を訪ねたついでに、ここでランチも食べました。ショーケースに並べられているデリから好きなものを3品選べるプレートランチを食べることに。正直、値段の割にボリュームも味もイマイチで失敗だったかなという感じ。
www.guanajuato.cafebar-encounter.com
イダルゴ市場
グアナファトで最も大きな市場で、もともとは駅舎だった場所を改築した建てられたそうです。1階と2階に分かれていて、1階は主に食料品、2階部分はお土産や民芸品などが売られています。1階には、ご飯を食べれる場所もあります。わたしはグアナファト滞在中 主にこの市場か、この市場に隣接する食堂かその辺りの屋台でご飯を食べていました。この市場の中で食べたトルタスがとっても美味しかったです。トルタスというのは豚肉をコッペパンみたいなパンに挟んで食べるサンドイッチのようなもので、大体20ペソぐらい。トマトと玉ねぎのサルサソースと一緒に食べます。
余談ですが、ここで有名なオアハカチーズが売られていたので、本場のオアハカに行く前にここで味見しました。オアハカチーズは、日本のさけるチーズのモデルになったとも言われていて、その通りめちゃくちゃ細くさくことができます。味は、日本のものよりもやや塩分控えめで もっと濃厚でした。そのまま食べることもできるし、ケサディーヤなどのメキシコ料理にも使われていました。
音楽を楽しむ
グアナファトでは、夜になると至るところから音楽が聞こえています。路上でパフォーマンスをしている人たちのレベルもすごく高い。このサックス ( 合ってるかな?) のお兄さんの奏でるビートルズが それはそれは素敵でした。
メキシコならではの音楽隊マリアッチにも出会いました。メキシコに来るまでは、マリアッチってメキシコの音楽の総称だと思っていたんですが、気になって調べてみると、音楽団のことを指すそうで、お揃いの伝統の衣装に身を包み、トランペットやギター、フルート、バイオリンなどを演奏するメンバーで構成された音楽隊のことなんだとか。地元の人もたくさん集まっていて賑やかで、メキシコの音楽と雰囲気をたくさん楽しめました。
雑貨屋巡り
グアナファトの街は散歩しているだけでも、可愛い街です。建物の色使いや建築様式が素敵で、散歩するのにはピッタリの場所でした。街を彷徨っていると可愛い雑貨屋さんがあります。市場やお土産屋さんに売っているものとはまた違った、手の込んだアート作品やアクセサリーなどを買うことができます。
わたしのオススメの雑貨屋さんを紹介します。写真撮影がダメだったので、店内の写真はありませんが、場所はこちらです。赤ピンが雑貨屋さんの場所で、緑のまるで囲った場所がグアナファト大学なので、目印になるかと思います。
店員さんは英語が話せてとても親切でした。何人かのアーティストさんの作品を取り扱っているそうで、その時によって置いている作品は全く違うとのこと。わたしは、ピアスやお皿、刺繍の作品をここで購入しました。メキシコはあんまり買い物しない わたしですら、衝動買いさせる魔の地です。Facebookのページを見つけたので、リンクを貼っておきます。
https://www.facebook.com/mammoth.boutique.gto/
Santo Cafe'
グアナファトでは1番有名なカフェだと思います。橋の上のカフェとも呼ばれており、カフェから隣の建物に伸びる橋の上部分がテラス席になっています。下から見るとこんな感じ。
お店の中は意外と広く、いつもたくさんの人で賑わっています。名前にカフェとありますが、夜の10時まで営業していて、メキシコ料理はもちろん、パスタやハンバーガーなどメニューも豊富です。友達はパスタをここでランチに食べたそうで、結構美味しかったそうです。わたしは、夜に遊びに来て ビールとナチョスを注文。橋の上の席は人気で空いていなかったので、テラス席に座りたい人は順番待ちしているようでした。
まとめ
グアナファトは歩いているだけでもワクワクするお洒落な街でした。夜も街はとても賑やかで、そこら中で音楽が流れています。メキシコらしい陽気さとスペイン植民地時代の建物が醸し出すコロニアルな雰囲気がとっても魅力的な街でした。グアナファトといえば、展望台から見えるカラフルな景色も有名です。その絶景は次の記事で紹介していきます。