オアハカはお洒落な雑貨や美しい街並みで人気ですが、オアハカ州はメキシコの中でも多様な植物が多く生息している地域だそうです。オアハカの街では自然を感じることは あまりありませんでしたが、日帰りでいける範囲に自然を満喫できる場所があるので紹介していきます。
イエルべ・エル・アグア
これはスペイン語で沸騰した水という意味だそうです。水が湧き出ていて自然のプールが出来ています。沸騰した水という名前なのですが、水温は沸騰しているように熱くはなく 暖かい
温水プールのような温度です。水が湧き出てくる様子がブクブクとマグマのようだったので、そこから沸騰した水という名前になったのかもしれないですね。
水には石灰が含まれているそうで、ここら辺一帯が少し変わった地質と地形になっていました。遠くからみると、プールから流れ落ちた石灰の水が独特の景観を作り出しています。
エルアグアは、山奥にあるのでこの場所から見える景色も絶景でした。ここには、泳げる大きさの水溜りが2つほどと、周りに小さいものや浅いものがたくさんある感じでした。わたしは 水着を持っていってなかったのですが、実際に行ってみると泳ぎたい衝動に駆られて ワンピースのままで泳ぎました。地元の人たちは みんな泳ぎに遊びに来ている様子。泳ぎ終わった後は、メキシコの気候でカラッと乾きます。ちなみに、簡易のものでしたがトイレや更衣室、シャワー室があったのは嬉しかったです。荷物を預けておく ロッカーとかはなかったので、もし泳ぐ予定で行くならなるべく最小限の貴重品だけで行く方が安心かと思います。
エルアグアにはもう1つ見所があって、水溜りよりももっと奥に進んで行くと景色が開けてきて 石灰の水でできた石の滝を見ることができます。そこから、奥に続いて行く道があるので、そこを10分ほど歩くと石の滝の上に辿り着きます。さらにそこから 石の滝の下に降りて下の道を進んで行くと滝を下から見上げることができます。石の滝を下から見たらこんな感じ。
さらに道なりにどんどん進んで行くと、1番大きな水溜りの崖下部分に辿り着きます。そこから写真の右の小道みたいなところを登って行くと、水溜りが集まっている場所までまた戻ることができました。一応全体的には 歩道みたいになっていて道に迷うことはないと思うのですが、滑りやすかったりちょっときつい傾斜になっているところもあったので、足元には十分気をつけてください。
最後にオアハカからエルアグアへの行き方ですが、オアハカからまず遺跡のあるミトラまでバスで移動します。バス停は、宿泊していた たなばたの宿から歩いて20分かからないくらいの場所にあります。右の赤丸がバス乗り場で左の赤ピンは たなばたの場所、真ん中の赤ピンがメキシコシティからの1等バスのバスターミナルです。このバス停の隣に、マクドナルドがあるのでそこを目印にして行きました。ミトラ行きだけでなく、色んな場所へのバスが出ているので、バスの運転手さんに確認してから乗車しました。片道20ペソ。
ミトラに着いたら、そこからは乗合いタクシーで移動します。ちょうど、バスから降りたタイミングでエルアグアと声をかけている乗合タクシーを見つけたので乗車して、そのままエルアグアの入場口まで連れいってくれます。50ペソ。乗合タクシーはミトラのバス停で降りた近くに何台かあったので簡単に見つけることができると思います。そこからは1時間ぐらいかかりました。
エルアグアに着いたら入場料25ペソを払って中に入ります。中に入ったらすぐに水溜りがあるわけではなくって、レストランや屋台、お土産屋さんなどが連なっていて、そこを抜けると更衣室などがあります。
帰りは、エルアグアからミトラまで乗り合いタクシーで戻り、そこからバスには乗らずオアハカ行きの乗り合いタクシーがすぐに出発するということだったので、それに乗って帰りました。値段もほとんど変わらず 30ペソでした。オアハカの1等バスのバスターミナルで降ろしてくれました。
今回は、何だかあんまり行きたい気持ちにならなかったので、世界遺産であるミトラ遺跡を飛ばしましたが、オアハカからミトラにバスで移動してミトラ遺跡を観光した後にエルアグアに行くということも1日で出来ます。エルアグアでたまたま会った日本人のご夫婦はオアハカからの現地ツアーに参加していて、エルアグアとミトラ遺跡の両方に連れて行ってもらえるそうです。ただ、ツアーなので時間制限があるのでエルアグアでものんびり出来ずに、途中でお別れしました。時間と体力がある人は、個人で行く方がゆっくりできるのでおすすめです。
エル・トゥーレの木
世界で1番太い幹をもつ木として有名で、ギネスブックにも認定されています。樹齢は定かではないものの2000年ほどと推定されていて、幹の長さは60mにもおよぶそうです。確かに圧巻の大きさで、遠くからみると何本かの木が集まった小さい森のようにも見えました。あまりに太すぎるため、いくつかの木の幹が成長過程で合体したものだと考えられていましたが、DNAの調査によって1本の木であることが証明されたそうです。
この木の周りには 小さい売店や屋台も出ていて、ちょっとつまみ食いをしながら過ごします。特に周りには見るものがなくて、この木を見るだけなので 時間は全然かかりません。
オアハカからも9kmほどの場所なので、バスで30分ほどで到着です。バスは、イエルべ・エル・アグアに行くバスと同じところから出ていて、客引きの人が声をかけていたので、それに乗車しました。バスは、エルトゥーレが最終目的地ではないので、運転手さんにエルトゥーレに行きたいということをアピールしておきましょう。バスの中では、可愛いい学生さんがいて笑顔にめちゃくちゃ癒されました。
マーケット
他にもオアハカには、ちょっと足を伸ばしていける場所にティアンギス市場と呼ばれるものが曜日ごとに違う場所で開催されています。ティアンギス市場とは古代から続いている先住民の人々の市場です。わたしは、曜日が合わなかったので大きいティアンギスの市場には行けなかったので、小さい市場に行ってきました。小さいと言っても十分に出店が連なっていて、青果や日用品などから工芸品まで色んなものが売られていました。日曜日に開催されるトラコルーラと呼ばれる市場が最も賑わっているそうなのでタイミングの合う人はぜひ行ってみてください。
まとめ
オアハカの街だけでも魅力がたくさんあるのに、少し遠出するとまた違ったオアハカの魅力を知ることができます。オアハカでは、街をぶらぶらしてのんびり過ごそうと思っていたのですが、思ったより 行ってみたいところが多くって、あっちに行ったりこっちに行ったりしていました。またオアハカ行きたいなー。