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エメラルドに輝く湖 ここに泊まってほしい バカラルの最強宿

 バカラルは、サンクリなどと同様にメキシコ政府から魔法のように魅力的な街「プエブロ・マヒコ」にも選ばれているキンタナ・ロー州にある街です。ベリーズからメキシコへの玄関口となっているチェトゥマルからバスで40分で行けるので、メキシコからカンクンに行く途中に寄り道する人も多いようです。

 

 メキシコに来るまでバカラルという街を全然知らなかったのですが、旅の途中で仲良くなった人から絶景だったと聞いて、気になって行ってきました。

バカラル でテント泊できる最強宿

 バカラルは 観光地というよりはリゾート地というイメージの街で、街自体は小さい田舎街なのですが 湖の周辺にギュッとホテルやリゾート施設などが固まっています。宿泊施設は、リゾート地なだけあって お値段はピンキリなんですが、わたしは 予定を急遽変更してバカラルに立ち寄ることに決めたので、ドミトリーなどは ほぼ売り切れていて評価の悪い安宿か、キャンプサイトか 1泊5000円以上のホテルしか残っていませんでした。わたしは、Boking.comで見つけたキャンプサイトを予約したのですが、これが大正解でした。

 

  キャンプサイトというよりは、テント泊する宿というスタイルでシャワーやトイレ、Wi-fiも整備されている安宿です。もともとバーを経営していたお店を閉めて宿泊施設にリフォームしたそうで、全てにおいて手作り感が溢れています。エアコンやベッドなどの充実した設備のないこの宿がどうして最強宿かというと、オーナーがとっても素敵な人なんです。フレンドリーで、いつもゲストのことを思っているホスピタリー溢れるオーナーさんでした。 

 Booking.comのサイトでも評価は9.1と高評価で、ほとんどの人がオーナーの魅力について言及しています。もし、バカラルに立ち寄ることがあれば、ぜひ立ち寄ってほしい宿です。テントを持っていなくっても、テントやマット、ブランケットを無料で貸し出ししてくれます。

バカラル湖

 バカラルがリゾート地として人気を集めている理由はこの湖です。場所によって色の見え方が違うことから「七色の湖」という異名を持つこのバカラル湖は、全長約42Km 幅2Kmの細長い湖で、水の透明度が高いことで有名です。

 実際に訪れてみると、わたしが想像していたよりも綺麗で 湖というよりも海のようでした。名前のように七色に輝いているわけではありませんが、透明の透き通った湖とエメラルドグリーンが映えて とっても綺麗。湖のまわりはプライベートエリアになっていて、誰かの所有地だったり、ホテルのプライベートビーチだったりします。無料で入れるビーチもあるのですが、ほとんどのビーチは有料です。わたしもいくつかの無料ビーチと有料ビーチに行ってきたので、紹介していきます。

 

Public swimming jetty

 まずは無料のビーチから紹介します。街の中心からも近く、歩いていけるところにあります。下の地図で赤丸で囲んだ場所がビーチで、近くに行くと木造の水上コテージのようなものが見えてくるので、そこから入ります。ちなみに、わたしは行っていないのですが、下の地図の星印を書いたところにも もう1つ無料のビーチがあるそうです。maps.meだと道が表示されていないのですが、GoogleMapだとビーチへと続く道が表示されています。

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 浅瀬は透き通っていて淡い色合いなのですが、湖の深い場所は色が濃くなっていて、そのグラデーションがとっても綺麗。ビーチは 人で混み合い過ぎていることも、ガランガランでもなく ちょうどいい感じでした。わたしが行った全部のビーチに共通することなのですが、ロッカーのような貴重品を預ける場所がないので 貴重品の管理には注意してください。わたしは、ビーチに行く時はGoProと携帯電話、少額の現金だけを持っていっていました。

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Balneario Ejidal Magico Bacalar

 ここは有料のビーチですが、入場料はたったの15ペソです。先ほど、紹介した無料ビーチのすぐ近くにあります。下の地図の青丸の場所から入れます。入り口で入場料を支払うと、リストバンドをもらえるので それを着けます。

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 ビーチの中には、お手洗いはもちろん 売店やレストラン、休憩スペースなどがあって、小さいアミューズメントパークみたいです。ウォータースライダーもあります。

 このビーチに行った翌日が大雨の予報だったので 雨雲が近づいてきていて、青空は見えるものの半分ほど曇っていたのですが、それでもこんなに綺麗でした。ここが写真スポットようで、人が代わる代わるに来てはポージングして写真を撮っていました。

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Cenote Cocalitos

 最後が、この有料ビーチで入場料は25ペソでした。他の2つのビーチに比べて街の中心から5Km以上離れているので、歩いていくと1時間以上かかりそうです。タクシーで行くことも考えたのですが、せっかくなら自転車で行ってみようと思って、自転車をレンタルして行ってきました。山道だったのでたまに自転車から降りて歩いたりしつつ、30分ほどで到着です。

 このビーチが他と違うのは、ビーチの中にブランコがあるんです。ブランコのある辺りは浅瀬になっていて、水が透き通っていてとっても綺麗です。

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 上の写真にあるようにブランコ2台とハンモックが2つだったので、ある程度楽しんだらのんびり泳いで過ごします。他のビーチに比べて浅瀬が広い印象でした。奥にまで泳いで行くと少しずつ色が変わっていくのがわかります。

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 もう1つここで見られるものが、35億年前から生息する世界最古の生物 ストロマトライトです。ストロマトライトとは、シアノバクテリアという藍藻類から作り出されたもので、このバクテリアの死骸や分泌される粘液や水中の泥などで形成されていて 見た目は岩みたいです。このストロマトライトは光合成をして酸素を生み出していて、現在も数年に数ミリというペースではありますが 成長を続ける生命体なんだそうです。化石となったストロマトライトは世界各地で発見されているそうなのですが、現存しているものはメキシコやオーストラリアにある極限られた水域だけなんだそうで、思わぬところで珍しい生き物に会うことができました。

 

 ちょうど 湖の水の中に入っていく入り口みたいな場所にあって、看板も立っていて、その近くを泳いだり触ったりすることができます。本当に岩みたいな見た目なので、看板がなければ全然気づかなかったと思います。

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まとめ

 わたしがバカラルに滞在していた間は、大雨の日もあったりして 天候にはあんまり恵まれなかったのですが、それでも十分に綺麗だったので 快晴の日はまさに絶景になりそうです。

 有料のビーチも、数百円と全然高くないので ぜひ色んなビーチに足を運んでみてください。わたしは参加しなかったのですが、ボートで湖を観光できるツアーもあったので、時間と天気が良ければ参加してみたかったです。