まさか私がね。

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トゥルムで自転車をレンタル 自力でセノーテを巡る

 トゥルムは、カンクンからバスで3時間ほどの場所にある小さな可愛らしい街です。このトゥルムの周辺には有名なセノーテがいくつも点在しており、セノーテ観光の拠点としても観光客で賑わっています。

 わたしも、セノーテを見るためにカンクンから2泊3日でトゥルムに行ってきました。

カンクンからトゥルムへの行き方

 カンクンからトゥルムへは、ADOのバスを利用して行ってきました。わたしが滞在していたロサスシエテの宿から歩いて5分の場所にあるので便利。トゥルム行きのバスは1時間に数本 出ているので 特に予約はせずに当日窓口でチケットを買ってそのままバスに乗り、3時間ほどでトゥルムに到着です。片道170ペソ。

 

 トゥルムのバスターミナルは下の地図の赤丸で囲んだ場所、トゥルムのメイン通りにあります。

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 トゥルムでは、Booking.comで事前に予約したホステル「Hostel Coelum」に2泊3日しました。バス停からは、離れているので少し歩きます。スッタフの方は親切で、朝食付きの良くも悪くもない よくあるドミトリーホステルといった感じです。

トゥルムで自転車レンタル

 トゥルムに到着した日は、ホステルにチェックインしてから ホステルのスッタフに教えてもらったレンタル自転車のお店に向かいました。お店に到着した時には17時を過ぎていて もう閉まってしまっていました。なんとか その日中に自転車を借りたかったので、街の人に聞いて歩いて「chonchitosbike」というお店でレンタルすることができました。デポジットとしてパスポートを渡して、料金は 1日レンタルして大体100ペソ(正確な値段を忘れてしまいました)が必要だったと思います。ご家族で経営されていて、閉店ギリギリの時間にお店に行ったにも関わらずとっても親切にしていただきました。可愛い子供たちもいて賑やかです。

 グランセノーテは営業開始から1時間もするとツアー客などで混み合って 水の透明度が低くなってしまうと事前に聞いてたので、グランセノーテが営業開始する朝8時10分には到着することを目標に 前日から自転車をレンタルしていました。これが大正解。営業が始まって10分後には最初のツアーが到着して、1時間後には続々と人が来て結構混み合ってしまいます。水の透明度が低くなるだけではなく、写真を撮る時に人が見切れてしまったりするので、ツアーなどには参加せずに自力で行こうとしている人は、せっかくなら朝1番乗りで行くことをおすすめします。

 

 あと、水中を見るためにゴーグルなどが必要になると思うので、事前にゲットしておくことを忘れないでください。トゥルムの街でも買えると思いますが、わたしは 事前にカンクンで買っておきました。

セノーテ

 セノーテとは、何千年もの時をかけて雨水によって石灰石が侵食されたことによって自然にできた陥没穴に地下水が溜まった天然の泉のことで、マヤの言葉で "聖なる泉”という意味なんだそうです。マヤ文明の時代には、貴重な淡水の水源として使われていだけでなく、供物や生贄を捧げる場所でもあったとされています。生贄が捧げられていたんだと思うと、なんかちょっと怖い。

 メキシコには、そんなセノーテが7000以上も点在しているんだそうで、そんな中で わたしが実際に行ってみた3つを紹介して行きたいと思います。

グランセノーテ

 セノーテの中でも人気なのが このグランセノーテです。他のセノーテと比べて透明度が高いことでも有名で、太陽の光が水中に射し込んでできる光のカーテンが見どころの1つ。雨が降った次の日は 水が濁ってしまうそうで、光のカーテンが綺麗に見えないときもあるそうです。わたしがグランセノーテに行った前日は雨で 当日は雲りという悪コンディションでしたが、光のカーテンをしっかりと見ることができました。正直に言うと、思っていたよりは綺麗ではなかったです。もちろん コンディションが良くなかったのもあるとは思いますが、ウユニ塩湖の時と同じく プロが撮った美しい写真を事前に見過ぎたのかもと反省。それでも、この写真より実物はもっと綺麗で、神秘的な雰囲気だったので見に行く価値は十分にあると思います。

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 余裕を持って、街を7時半には出発して、グランセノーテには8時前には到着できました。8時10分に営業開始なのですが、8時ごろにスッタフが早めに到着して門を開けてくれたので営業開始よりも少しだけ早く中に入ることができました。入場料は180ペソで、ロッカーを30ペソで借りられます。自然の美しさを保つために体の汚れや日焼け止めを落としてから入るのがマナーなので、シャワーを浴びてからセノーテに入ります。1時間もすると観光客でいっぱいになってくるので、十分に満喫した私たちは次のセノーテに向かいました。

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カーウォッシュ

 グランセノーテからさらに自転車で15分ほど進むと、左側に看板が見えてきます。アクトゥンハ(Aktun Ha)というのが正式な名前ですが、昔は車の洗い場として使われていたことから カーウォッシュという別名が付いたそうです。Maps.meにも "Cenote Carwashi" と表記されているので、別名が本当の名前を超えつつあるのかもしれません。入場料は50ペソで、ロッカーはないので、自分たちの近くに常に荷物を置いて確認しながら泳ぎました。わたし達が遊んでいる間に観光客は誰も来ず、貸し切り状態。

 ここには、水底に広がる蓮の葉や 運が良ければワニも見えると事前に調べていたのですが、あいにく水中は濁っていて水底まで見ることができませんでした。それでも、グランセノーテとは違った雰囲気で、濁っているからなのか オレンジ色に近い色をした水中は幻想的でこれはこれで良かったです。雲から太陽が出はじめていたので、水中から太陽を撮ったりして遊びました。これも例に漏れず、写真よりも実物の方がもちろん綺麗でした。

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セノーテ サシルハ

 カーウォッシュから200メートルほど進んだとこにあります。他のセノーテとは違って、中にはセノーテを超えるように作られたジップラインやレストラン、人工のプールなどがあったりして本当にちょっとしたアミューズメントパークみたいな感じ。お弁当を持って、ピクニックしに来ている人もいました。入場料は50ペソでした。水も透き通っていて、綺麗だったし、ジップラインが楽しかったです。ただ、人工的に作られた感が強いので、自然のセノーテだけを楽しみたい人は ちょっとガッカリしてしまうかもしれません。 

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まとめ

 死ぬまでに見たい絶景として、バケットリストにも よく名前があがるセノーテですが、それほどの絶景かと言われれば わたしは「うーん」という感じ。天候的に抜群のコンディションでなかったことも大きいと思うのですが、それも含めての自然なので、曇りは曇りで雲からのぞく太陽が綺麗で幻想的な景色を満喫しました。今回 シュノーケルしかしなかったのですが、ダイビングで鍾乳洞を探検したり、もっと奥深くまで潜って見たらまた全然違う感動の景色を見ることができるんだと思います。