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世界3大ウザイ国 モロッコは全然うざくなかった ティトゥアン、フェズ、サハラ砂漠 編

 前回の記事では大好きなシャウエンを紹介しましたが、モロッコを1ヶ月弱かけてぐるーっと移動してきたので それぞれの街とおすすめポイントなどについても紹介していけたらと思います。

 

ティトゥアン

 スペインからモロッコのタンジェ旧港に着いて、CTMのバスステーションまでタクシーで移動してティトゥアンまでのバスに乗ろうかなと思っていたんですが、港でバスの客引きをしていて CTMのバスと値段も変わらなかったので民営バスでティトゥアンまで移動することに。

 

 ちなみに、ティトゥアンから前回紹介したシャウエンまではCTMのバスで移動しました。ティトゥアンでは、移動中に予約した安宿に1泊します。

 ティトゥアンは街全体が世界遺産に登録されていて、モロッコのアンダルシア地方と称される真っ白な街並みが特徴です。真っ白な街並みには、カラフルにペイントされていたりして イスラムとアンダルシアが混じったエキゾチックな雰囲気です。ティトゥアンでは、特に観光するでなく メディナの中を散策して街歩きを楽しみました。

フェズ

 シャウエンからバスターミナルでCTMのバスチケットを75DHで購入して。1時間ちょっとバスの出発時刻までバスターミナルで待機。シャウエンからフェズのバスは人気なので、混み合っている時は待ち時間も長くなるので時間に余裕がない人はアプリから予約ができるみたいです。わたしはアナログ人間なうえに、もし混み合っていたら移動するのは明日でも明後日でも いいやぐらいの気持ちでいたので直接バスターミナルに行きました。フェズに向けては民営のバスも出ていて 空きもあってすぐに出発するバスがありましたが、5時間以上かかる道のりなのでここは安心のCTMをチョイス。

 フェズでは、HOTEL AGADIL(ホテルアガディール)というモロッコ人経営だけど日本人に人気の安宿にシングルルームで60DH、Wi-Fiと温水シャワー付き。宿も清潔感がありました。そして、宿のオーナーさんがモロッコ旅の相談に乗ってくれたり、共有ルームにいる時には気にかけて声をかけてくれたりと とにかく親切でした。宿までは他のブログでも紹介されていたのでオフラインの地図アプリとバブスマリンの門を目指して迷わずに到着しました。

 

 フェズでは 毎日 メディナ(旧市街)と新市街をうろうろ行き来きしました。モロッコの どの都市でも旧市街と新市街の雰囲気は ある程度 違いますが、フェズは特にガラッと雰囲気が違いました。フェズの旧市街と新市街は歩いて30分ほどの距離です。宿泊していたホテルアガディールは、旧市街と新市街の中間あたりにあって どっちも楽しむのに良い立地でした。

 フェズの旧市街は世界遺産になっていて、小さな路地が入り乱れ 世界一複雑といわれる迷宮都市として有名です。1回入ったら出てこられないかもしれないとハラハラしながらメディナの中に入りましたが、確かに細かく路地は分かれていますがメイン通りを軸にして探検すれば心配していたよりも複雑ではなくて安心。メディナの中は 貴金属の加工品、織物、陶器、革製品などにエリアが分かれています。

 メディナの奥の方にある革製品エリアでは、なめし皮職人の作業場タンネリがあります。タンネリは革製品の工場の屋上から一望することができ、散策していると「タンネリ?タンネリ?」と声をかけてくれるので見学させてもらいましょう。最後にチップとして20DHを渡しました。ブログを見ているとチップを払うのを渋ったり 値下げしたりしている人を見かけますが、数万円ではなく200-300円の話なので 見せてくれてありがとうと気持ちを込めてチップをお支払いする方が お互いに嫌な気持ちならずに過ごせるかとわたしは思います。

 

 タンネリの見学で注意してほしいのは、ラマダンの時期とその前後にはタンネリが空っぽになっていることがあるので通常のタンネリをどうしても見たい方は時期を選んでください。わたしは、その年のラマダンが明けて1週間ちょっと後ぐらいにタンネリの見学をしたのですが、よくブログで見ていた光景とは違う空っぽのタンネリでした。まだお休みの時期なんだそうです。これはこれでレアな光景。タンネリの匂いで気持ち悪くならないようにとミントの葉をくれましたが、臭いはするはするけど タンネリが空っぽだったので そんなに我慢できないほどの臭いではありませんでした。

 フェズでは、よく分からない道案内がフラリと現れて 道を尋ねてもいないし、道に迷ってもいないのに勝手にお金を請求されたりもしますが、もちろん そういう人達にチップを支払うことはせずに、無視を決め込んでいると どこかに去っていきます。モロッコでは勝手に話しかけらて よく分からないお金の請求をされることもよくあるんですが、なんだか可愛いらしくも見えてくるので 苛立ったりせずに うまくあしらっているとストレスもなくモロッコ旅を満喫できると思います。モロッコがウザい国と言われる所以は、ひとつひとつに ちゃんと対応してしまっている律儀な旅人が多いからなのかもしれませんね。

サハラ砂漠

 フェズから夜行バスでメルズーガへ。メルズーガでは、事前にフェズのホテルアガディールのオーナーさんに予約してもらったHotel Oasis(ホテルオアシス)に宿泊しました。到着して、サハラ砂漠のツアーに参加したいことを伝えると その日の夕方からのツアーに参加させてもらえることに。

 夕方にホテルのフロントにツアー参加者が全員参加したら出発。それぞれが準備してくれたラクダにのって、ツアーガイドさんが前後に1人ずついて ラクダを誘導したり、写真を撮ってくれたりします。2時間くらいラクダに乗ったところで、キャンプの準備が始まります。ガイドさんが夕飯やら準備してくれてる間に夕日を見たり、砂漠で遊びます。

 夕飯を終えたら、テントで休んで 明日の朝日に備えます。砂漠といえど、夜は 結構冷えるので防寒着を持っていってください。わたしは長袖インナーに薄手のフリース、それにモンベルの寝袋#3に入ってちょうど快適ぐらいでした。結構寒いのが苦手なので いっぱい持っていきましたが、そうでもない人は寝袋の代わりに薄手のダウンでも大丈夫かもしれないです。毛布は貸してくれますが、あんまり暖はとれないゴワゴワ硬めの毛布でした。

 

 翌朝、朝日をみて 再びラクダに2時間乗ってホテルオアシスまで帰ります。ラクダに2日続けて長時間乗ったら お尻が痛くなっちゃうかとと心配してたけど、そんな事もなく無事にツアーを終了。サハラ砂漠ツアー、とっても楽しかったし いい経験になったので ぜひ参加してみてください。

まとめ

 モロッコは旅がしやすくてアフリカにいるということを 忘れてしまいそうになります。見どころも たくさんあるので、ヨーロッパまで来た時には ちょっと足を伸ばして ぜひモロッコまで。

 次の投稿では モロッコ旅の後編として、トドラ渓谷、マラケシュエッサウィラについて紹介していきたいと思います。