にほんブログ村最初に わたしがおすすめする場所と わたしが実際にカヌーを借りた場所は違います。
今回の経験を踏まえたうえで わたしが実際にカヌーを借りたお店の感想と おすすめしたいなと思えるお店を紹介したいなと思うので、ユーコンの川下りのためにカヌーをレンタル予定の人がいたら、参考にしてほしいです。
わたしが おすすめしたいお店は「Klondike Canoeing Rentals」で、わたしが実際にカヌーを借りたのは 「Kanoe People」というお店です。
Kanoe People
わたしは実際に このお店でジョンソンズクロッシングからドーソンシティまでの１６日間 カヌーをレンタルしました。このお店に決めた理由は、しっかりとしたアドバイスや情報が欲しかったので できれば日本人スッタフのいるお店でレンタルしたいなと思い 日本人オーナーが経営する「Klondike Canoeing Rentals」に連絡したのですが、ちょうど予約が重なっていてカヌーをレンタルすることができませんでした。そこでネットで見つけた「Kanoe People」このお店のWebサイトに日本人用の窓口があったので ここでレンタルすることに決めました。
この日本人の窓口を担当している方が 佐久間さんという方で、HPにも顔写真付きで載っています。はっきり言って、もし日本語でのアドバイスを期待して このお店を選ぶのであれば、おすすめ できません。日本語で事前に必要なレンタルの手続きをしたいだけであれば、佐久間さんが最後まで担当してくれるので、全て日本語で最後まで手続きできました。現地に到着後は、現地のスタッフとのやり取りがほとんどになるので 英語は必須です。 佐久間さんは ほとんどツアーに出かけられているそうで、事前の打ち合わせの際にもメールの返信は早くなかったので急ぎの質問がある場合は 直接お店に連絡を取った方が良いかもしれません。
ホワイトホースに到着した際には 見積もりとレンタル品の確認、事前の準備のためにお店に来てくださいということで、予約した２日前にお店に行きました。レンタル品の最終確認と支払いを済ませます。最初に店に行った日と出発の当日に、佐久間さんは店頭にいらっしゃったので カヌーのことや荷物のことなど、わからない事だらけだったので何かアドバイスをもらいたいなぁと思い、質問や相談をしてみたのですが カヌーやユーコン川のことを知らなくっても答えられるような適当な返答ばかりで、とてもがっかりしました。
それどころか、面倒くさそうな受け答えに 質問したりアドバイスを求める気もなくなりました。もしかしたら 疲れていたかもしれないし、忙しかったのかもしれませんが、それでも日本人専用窓口をホームページに掲げて、それを担当している以上 もう少し責任を持ってもいいんじゃないかなぁと、とっても残念な対応だったと思うのが ここで借りなきゃよかったなぁと思う１つの理由です。
他の現地スタッフの方々は忙しいにも関わらず、佐久間さんよりも親身になってアドバイスをくれたのが印象的でした。ただ、カヌー初心者であることを知っているにも関わらず カヌーの漕ぎ方や扱い方については特に何も教えてくれず、自分なりに疑問に思う点を聞くと答えてくれるといった感じでしたが、カヌーに対する知識やイメージがあまりなかったので 実践に役立つ質問ができていなかったなぁと実際にカヌーを出発してみて思いました。とはいっても、もともとの経験や知識が無さすぎたことは自分自身の大きな反省点でもあります。
クマに襲われてカヌーを置いて 何とか戻ってきた時も、置いてきた荷物を どうしていいか分からずに相談の電話もかけたのですが、親身になってくれるわけではなく 仕事に追われて忙しそうな対応だったのが印象的でした。想定外のこと続きで心細かった時だったので、こういう時に頼れるスッタフさん達であってほしかったなぁと がっかりしました。
あとは、実際にお金を払って レンタルしていた椅子や事前に預かってもらっていた釣竿をショップに置いてきてしまいました。これは、もちろん自分たちの確認不足も十分にありますが、日本人的な考え方かもしれませんが レンタルしたものを きちんと貸し出すのがお店側の責任でもあるのかなぁと思う部分も無きにしもあらず。
これは佐久間さんの お人柄の面でわたしが「ん？」と思ったことなのですが、カヌーの旅を終えてホワイトホースから旅立つために空港に行った際に 佐久間さんがツアーのお客様のお見送りで空港にいるのを見かけました。その時に わたし達を見つけて 一瞬困った表情をして わたし達に声をかけてくれるでもなく、わたしが 軽く会釈すると 会釈を返してくれるのみで そのまま仕事へと戻っていきました。もしかしたら、わたし達が佐久間さんのレンタル会社を利用した人だとは気づいてはいなかっただけかもしれません。ただ、厳しく言ってしまうと 人と接する接客業で やっぱりそこは覚えていなくちゃいけないんじゃないかなぁと思いました。おすすめするお店としてあげている「Klondike Canoeing Rentals」の櫛田さんは それが出来る方だったので、やっぱり人柄って大事だよな と感じました。
Klondike Canoeing Rentals
日本人オーナーのお店です。もともとは インターネットで見つけて このお店ででレンタルしたいと思って連絡したのですが、予約がいっぱいでレンタルすることができませんでした。
「Knoe People 」でカヌーをレンタルして川下りに出発する当日にジョンソンズクロッシングで オーナーの櫛田さんがお客さんのお見送りに来ているところを偶然にお会いしました。「もしかして レンタルを断らせてもらった方ですか？」と櫛田さんの方から声をかけていただいて、その後 どこかでレンタルできたのか気にかけてくださっていたそうです。有難いです。
櫛田さんから「今からお客さんにユーコンの川下りについて最終説明をするので良かったら聞いていきませんか？」と言っていただいて、テスリン川の危険ポイントやカヌーの注意点などについて一緒にお話を聞かせてもらいました。その後に、正しいカヌーの漕ぎ方を知っているかと尋ねてくれて、全然知識のないわたし達にパドルの持ち方から舵の取り方など基本的なことを嫌な顔もせずに 詳しく レクチャーまでしてくださいました。その後に、カヌーに積み込んでいた荷物を確認してくれて、バランスの良い荷物の置き方についても教えてくれて、万が一 転覆してしまったとしてもカヌーに載せている荷物がバラバラにならないようにと、カヌーに荷物を括り付けるための紐まで貸してくれました。
櫛田さんの お客さんは わたし達より先に出発してしまっていましたが、アドバイス通りに荷物を積み直したりして少し遅れて わたし達が出発するまで待っていてくれてお見送りしてくれたのが嬉しかったです。「Kanoe People」のスタッフは、わたし達のカヌーを車から降ろすと ５分もしない間に帰ってしまって心細い気持ちもあったので、本当にありがたかったです。
折り返し地点であるカーマックスに到着した時に、久しぶりに携帯の電波が入ったので 櫛田さんにお礼を伝えようとメールを開けてみると、わたし達の出発した翌日に櫛田さんからメールが入っていました。メールには カーマックスからドーソンシティまでの川下りで注意しておく事について細かく記載してくれてありました。櫛田さんのお店でカヌーを借りたわけでもないのに、本当に気にかけて良くしていただいて「日本人がユーコン川で辛い思いをして欲しくない。」と話してくれた事を思い出して、こういう方がガイドに向いているんだろうなぁと心から思いました。
そして、カーマックスから出発した後にクマに襲われてしまって やっと諸々の手続きが終わってカーマックスのキャンプグラウンドでホッと息をついている時にも、カヌーの回収に来ていた櫛田さんに たまたまお会いしました。色々とお話も聞いてくれて、ホワイトホースまで一緒に帰らないかと、 乗ってきたバンに乗せてくれるというのです。その日に、ホワイトホース行きのバスが出発したばかりで、次のスケジュールまでは２日待たないといけない予定だったので、嬉しいお言葉に甘えて、ホワイトホースまで乗せていってもらうことになりました。
ホワイトホースに帰る道中に、色んなことをお話させてもらって、やっぱり櫛田さんのところでカヌーをレンタルしたかったなぁと思いました。わたしだけが そう思った訳ではないようで「Knoe People」でレンタルしてガッカリな経験をしたと 櫛田さんのところに来る方が今までにも 何人かいらっしゃったそうです。ホワイトホースに到着した後は、わたし達の宿泊場所を一緒に探してくれて、宿のオーナーさんには少しでも安くならないか交渉までしてくださいました。
これは想像の話でしかありませんが、もしも櫛田さんのところでレンタルして 今回のようなハプニングが起こってしまい、どうしていいか分からず相談させてもらっていたとしたら、もっとわたし達に寄り添う形で親身になって考えてくれたんじゃないかなぁと思いました。
「Klondike Canoeing Rentals」のHPを下に貼っておきます、たくさん情報も日本語で載せてくれてあるので目を通してみてください。
まとめ
今回はわたしが実際に知って関わることのできた２つのショップについての感想について書きましたが、きっと他にもホワイトホースにはいいレンタルショップがあることと思います。わたしの場合、日本語での対応が可能という点に絞って考えていたので その他のショップには連絡をしていません。
「Klondike Canoeing Rentals」にて実際にレンタルをした訳ではないので、わたしが得た印象と経験によって おすすめとして書かせてもらいました。「Klondike Canoeing Rentals 」の櫛田さんも、「Kanoe People」 の佐久間さん も 日本から離れた場所で自分の好きなことを仕事として働いているような方は どこかクセのある方という印象があります。おすすめできるか できないかも相性によるものも大きいと思います。わたしは櫛田さんの方が素敵な方だなぁと思いました。
